続・バイリンガル育児に英和・和英辞典は必要!? | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

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中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 
先日、「バイリンガル育児に英和・和英辞典は必要!?」という記事を書きました。あの後、すぐに書店へと出向き、英和・和英辞典をチェックしようとしたところ・・・
 
 
書店に辞書が置いていなかった(笑)。
 
という結末。
 
小さな書店ではあったのですが、参考書の数は大型書店に負けない品揃えのためはりきって出向いたところ、結局何も解決はしなかったというオチ。そして、相変わらずこの「英和・和英」を使用することに懐疑的なまま、翌朝職場へ向かいました。
 
そして向かった先は、40年も日本人の英語添削をし続け第二外国語の教授法を専門とするM教授。
 
「日本の英語学習者に英和・和英辞典の活用は有効だと思うか。」
 
と投げかけたところ、
 
「場合による」
 
との答えが返ってきました。
帰国子女や留学経験のない一般的な学習者の場合・・・。
 
「小中学生はYes。高校生はYes/No。大学生はNo。」
 
単純に小中学生は語彙数が少ないから、母語に頼らざるを得ない。高校生は場合による。大学生は、なるべく頼らないで欲しい。というのが、M教授の個人的な意見だと言います。
 
ただ、ここで大事なのは年齢で線引きするよりも学習経験で見極めるということ。バイリンガル育児を行なってきた子どもの場合、果たして英和・和英の介入が有効なのか懐疑的な部分もあるといいます。例えば、英検準2級程度の娘の場合。英和・和英がなくても英語の学習はできる状態。
 
「でも、今回のライティングのように書きたい単語を英語で知らなかったら?」
 
と聞くと、このA4、2ページのライティングのうち、何個彼女に単語を聞かれたかと逆に質問をされました。その日は3個だった彼女。
 
「だったら、今は教えてあげた単語を、リストにしておけばいいんじゃないかな。自立した学習者になることも大事だけれど、まだ今は関わってあげてもいい気もする。」
 
この時娘が一番確認したがっていた言葉が「首輪」(笑)。
 
「一生に何回使うか分からない言葉を永遠と調べ続けるよりも、もっと知って欲しい言葉が沢山ある。翻訳するための辞書ではなく、知るべき言葉を深く理解するために使うのが僕の推奨する辞書の使い方。」
 
なんだかとても納得のいく言葉でした。
 
知らない言葉の定義を読み楽しんでいる現在の国語辞典とは全く別の位置づけにある英和・和英辞典。今後どちらにしても学校生活にて必要性が出てくることを思えば、彼女にも遅かれ早かれ出番が来るのでしょう。
 
まずは母自身が、この英和・和英の存在をきちんと知ることが始めようと思います。
 
・・・ということで、週末は大型書店へと足を運ぶつもりです^^;

 

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