来月から保持教室で3-4年生のクラスに上がる娘。最近は、ストーリーを書く宿題が増えました。幼い頃からお話作りに親しんできた娘ですが、最近少し壁にぶつかっているようです。
「ママ、”列車の発車と共に犬の首輪が切れた”って英語でなんていうの?」
突然、そんな質問が飛んできました。
今までお話作りというと夢中で書き、質問なんて一度もされたことがなかったのに。
しかも、日本語のフレーズを英訳するような質問の仕方にちょっと戸惑う母。
「犬の首輪ってdog collarでいいんだっけ。あー、こういう時、日本語と英語が一緒になった辞書があればいいのに。」
独り言を続ける娘。
そして、彼女は「英和・和英辞典」という存在を知りません(笑)。
なぜなら、英語を学ぶプロセスに日本語を介する必要はないのだと母が感じていたから。
今までの彼女のライティングは、「言えることを書く」。
だから辞書の必要性もありませんでした。
けれども、和書の読書量が増え、どこか日本語でお話を書くように、英語でも状況説明をしたいという欲求がふつふつと湧いてきたのでしょう。日頃の会話であれば、「列車の発車と共に」などと言う訳がないはずが、どこか文語体というものを7歳になりに理解し始めた様子の今。
日本語で書くように、英語でも表現したい。
そう感じるのは自然なことなのかもしれません。
長年日本で英語教育に携わってきた英語ネイティブの友人に話をすると、予想外のコメントが。
「英和・和英の活用はバックアップとして持っておくのはいいんじゃないかな。とにかく辞書を上手に活用できない英語学習者はたくさんいる。だから、小さいうちから始めるのはいいと思う。」
本当に?と目を丸くする母に、また一言。
「うん、Self-Developmentのためにね。」
年齢が上がるにつれて、母語との開きが出てくるのは当然のこと。だからこそ、母語で表現できるように英語でも表現してみたい。そんな欲求が膨らむ中、「英語で考える=英英辞典」しか術がなかったら、いつまで経っても彼女の欲求は満たされない。
「英語を学ぶゴールは何?学びのゴールとは、知りたいという欲求を満たすことじゃないかな。」
これはTESOLが専門の別の友人のコメント。どこか母が英英辞典だけに縛られている間、この分野を専門とする友人たちのアプローチが柔軟で驚きました。そして2人に共通していたのは、娘を「自立したLanguage Learnerに育てる」という姿勢。英語だけで育てることが出来れば理想ですが、やはり日本語脳がベースにある以上、これを利用しない手はないと2人は言います。
・・・ということで、彼女にも新たなツールを与えてみようと辞書探しを開始。
Amazonで一番人気のこちらの辞書から書店で手に取ってみようと思います。
ジュニア・アンカー英和・和英辞典 第6版 CDつき (中学生向辞典)
ガールズエディションもあるんですね^^
ジュニア・アンカー英和・和英辞典 第6版 ガールズエディション CDつき (中学生向辞典)
果たして娘には出番があるのか未だ懐疑的な部分はあるものの、「もっと柔軟に!」と口を揃える友人たちの言葉を胸に、ちょっぴり新しい風を吹かせてみようかと思います^^
ご訪問、誠にありがとうございます