プライマリーのモンテッソーリ教師養成講座を受講している頃、講師がこんな話をしてくれました。
「掃除をさせるためにモンテッソーリ園に入園させたのではない。」
モンテッソーリ園にお子さんを通わせる保護者の方々からたまに聞く言葉だといいます。
2歳半を過ぎた辺りから、身の回りのことを積極的に行うモンテッソーリ園の子どもたち。窓拭きや、花の水やり、そしてお茶の準備まですべて自分たちで行います。大人には家事のひとつでしかないこれらを園にて行なうことが、保護者の方には不思議だったのでしょう。
けれども、大人のやることを何でも真似したいこの時期。おもちゃで真似事をするより、本物で実際行う方が遥かに楽しいのだということを、当時3歳の娘を見て初めて気がつきました。そして何よりも、お手伝いは、家族の一員であることを、子どもたちが自ら感じることのできる最高の方法。
7歳となった今でも、娘のお手伝い熱は冷めることがありません。
この日の朝一の仕事はテーブルにニスを塗る作業。
結婚した時に購入したこちらのリビングテーブルは、娘のメンテナンスのお陰でまだまだ活躍中です♡
その日の夜。夕飯を終え、IHの排気口のお掃除に精を出す7歳児(笑)。大人には手間だと思われることも、この時期の子どもには楽しくて仕方がない様子。早く終わらせることしか頭にない母とは違い、キレイになっていくプロセスを心から楽しむ娘。一体、この差は何なんだと・・・改めて感じました^^;
モンテッソーリ園では、お手伝いをする方法を学ぶのではなく、大人になる方法を学ぶ子どもたち。この時期だからこそ、楽しく学ぶことのできる特権があるのでしょう。娘が3歳の頃に通っていた子どもの家でも、園長先生がいつも仰っていた言葉があります。
「特別なおしごとを用意するよりも、お家のことを一緒にやってみてくださいね。」
ついついアカデミックな部分ばかりに目が行きがちだった当時ですが、今になってやっと先生の仰る言葉の意味がよく分かる気がします。
幼児特有の敏感期を利用しない手はない・・・!
今だったら、120%の自信を持っていえる気がします(笑)。
宿題よりも家事の方が確実に楽しい娘。
思う存分、やっていただきましょう^^
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