子どもにモンテッソーリのおしごとを初めて提示する際、「教具(マテリアル)との出会い」 は、とても大事だと言います。それがモンテッソーリ教具でも手作り教具でも、このファーストコンタクトの印象で、子どもたちのそのおしごととの付き合い方は変わっていくのでしょう。
夜な夜な手作りした教具の場合は、何とか完成まで娘に見つからないようにと、とりわけ注意をしたものでした。
小学生となった今。相変わらず夜中の作業もあるものの、おしごと準備に娘が関わることも増えてきました。
こちらは、エレメンタリーの歴史のマテリアルに娘が色ぬりをしたもの。今日という日は、もう明日には歴史になってしまうと思うと、母には「教科」でしかなかった歴史を、7歳の娘と共に触れることは、非常に大事な気がしてなりません。
モンテッソーリ教育の歴史は、時間を感じることからスタートします。小さい子どもにとって、時間とは今この瞬間しかないように感じられる中、モンテッソーリの歴史ではそんな過ぎ去った時間を記録することから始まります。1週間が7日であることを体験した子どもたち。そこには、曜日が存在し、曜日名が存在します。なぜ、日曜日は日曜日と呼ぶのか。そんな歴史に触れるための絵カードを準備していた最中、常に色鉛筆を握っていたい娘は、きっと色付けを楽しむのではないかと、教具棚に置いてみたところ、案の定すごい勢いで色ぬりスタート。
いくつになっても、好きなことに向かう時間こそが、毎日を豊かにしてくれるのだと感じます。
7歳の我が子と触れる歴史の道は、まだまだ始まったばかりです♡