頼まれたときに援助すること | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

お天気に恵まれた気持ちの良い朝。
娘の後ろをそっと歩き見送りに行ってきました。
お友達と合流し、嬉しさが隠せない新1年生^^

ガラス越しに見下ろしたふたりの後ろ姿とまぶしい緑に、思わずパシャり(笑)。
 

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今日のブレイクタイムのお供はこちら。

 

モンテッソーリ教育法 子ども‐社会‐世界
 モンテッソーリ教育法 子ども‐社会‐世界

 

以前もご紹介したことのある「モンテッソーリ教育法 子ども‐社会‐世界」です。

母の精神安定剤とでも言えるこちらの1冊。

 

1930年頃、モンテッソーリが「親」に向けて直接講演をしたという大変珍しい機会の未発表文献が収められています。そこに「子どもの秘密」と題された節があります。

 

ほんどの大人は子どもが秘密を持っているということに気づかないというモンテッソーリ。しかも、何かを隠していると思うと、それだけで怒り出してしまう親。小さな我が子が一日中なにをしていたのか知りたくて、たえず質問や干渉を繰り返す親。

 

こんな軽率で無思慮な親の行動が、子どもの独立心を破壊してしまうといいます。

 

「私たち親の役割は、頼まれたときに援助すること」

 

だから、子どもに秘密をもたせてくださいというモンテッソーリ。

 

ふと、お友達と肩を寄せ合う娘を見ながら、この本を手に取りたくなりました。同じ章には母と子を「カエルとおたまじゃくし」に例えたモンテッソーリのこんな言葉があります。

 

わたしたちは成長したカエルに夢中になっていて、小さなおたまじゃくしが、おたまじゃくし固有の作業をしなければならないことー男あるいは女の大人になる作業ーを忘れてしまうのです。

 

果たして、成長した娘ばかりを思い描いて、今しかできないことを忘れていないだろうか。

 

将来のためよりも、今だからできること。

自問すべき問いはまだまだありそうな予感。
物思いに耽る平日休みとなりそうです^^

 

<参考文献>
マリア・モンテッソーリ著『モンテッソーリ教育法 子ども‐社会‐世界 』、ドン・ボスコ社、1996、9貢。

 

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