感覚を洗練させる時間 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

「感覚の敏感期」という言葉を初めて聞いたときは、なんとも不思議な感覚を覚えました。感覚の意味も分かるし、敏感期の意味も分かる。けれども、「感覚の敏感期」と言われると、どこかスッと理解できない。けれども、娘を見ていて、初めてこの意味が「理解」というよりは、「感じられる」場面が何度かありました。

そんな場面の一つが、毎晩一針一針丁寧に行っている世界地図のクッション作り。まるで娘の中で時が止まったかのように集中しています。でも考えてみればそれもそのはず。親しんだ平面地図。大好きな世界の国々。何度やっても楽しいトレースという作業。そして、3歳の頃から親しんだ「縫う」という行為。大好きな要素が詰まったこれらの作業。楽しくないわけがありません。

そして何よりも、大陸に合わせて糸を選ぶ時間が至福の時のようです。
{EB0A4AE9-80FF-462C-A1BB-B687516D150D}

 

LIHAO 手縫い系 100%ポリエステル素材常備糸 ソーイング糸 39色セット 裁縫 手芸 刺繍用糸 約200メートル

LIHAO 手縫い系 100%ポリエステル素材常備糸 ソーイング糸 39色セット 裁縫 手芸 刺繍用糸 約200メートル

初めてこの手縫い糸と対面した時の娘の顔が今でも忘れられません。初めて感覚教具の「色板」と出会った時のような「わぁ」という表情。当時娘が通っていた子どもの家の先生が「感じることは、考えることに先行して子供の脳の深い記憶に刻み込まれる」と仰っていた意味が良く分かる瞬間でした。人は感じることなしに、考えることは出来ない。モンテッソーリ教育における感覚教育の重要性を、娘を通じてやっと理解が出来てきた気がします。

 

当時、色板で9色7段階の明度を何度も感じることを繰り返した娘。その経験が今も活きているのか、色の明暗の僅かな差異も見逃しません(笑)。まさに、モンテッソーリのいう感覚器官は放置すべきではなく、訓練によって発達するということが彼女を見ていると分かります。特に彼女が描く絵に色を付けていく際、こんな部分が非常に活きてきます。

 

幼児期とは、まさに感覚を洗練させていく時間。

「感覚の敏感期」の真っ最中の娘を見ながら、どこか羨ましくなる母。

美しいもの、心揺さぶるものをこれからも積極的に彼女の日常に用意していきたいと思います♡

 

ご訪問、誠にありがとうございますハート

にほんブログ村 英語ブログ 親子英語へ