保持教室で英語が出来ない娘を支えたもの | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

モンテッソーリ教育と出会い、母語を育てることの重要性を知ってから、完全に親子英語は葬られてしまった我が家。でも、英語を完全に諦めることは出来ず、なんとか週1回の英会話教室だけは続けてきました。"Yes""No"だけで50分のレッスンをやり過ごす時間だけが、どれほど続いたでしょうか。そんな娘に転機が起きたのは、「読む」という敏感期が到来してから。語りかけ、かけ流しなど、なんとかスピーキングを促そうと頑張っていた頃は、全く功を奏さなかった我が家ですが、読むことと出会い、娘はすでに苦手意識を持っていた英語に対して、新たな側面を見出していったような気がします。

 
フォニックスから始まり、サイトワードなど、初めはこれらを意識していましたが、気付ばそんな意識はどこへ行ったのやら^^;しかし、ただただ絵本の読み聞かせを進めるにつれ、どこか自分で規則性、または不規則であることを見出していったようです。パズルを解くかのようなワクワク感に包まれていたこの頃、出会ったのが帰国子女保持教室でした。
 
あれから1年半。ほぼ何も伝えることが出来なかった去年の今頃と比べ、娘のスピーキング力はかなり伸長しました。でも、ネイティブ同様のスピーキング力を持つ帰国子女のお友達たちと比べたら、まだまだ初歩レベル。それでも、そんなお友達に囲まれクラスが楽しいというのには、訳があります。
 
それは、読むことの楽しさを知っているから。
 
今でも伝えたいことが周りのお友達のように上手く伝えられず、もどかしい思いをする場面もあるようです。でも、保持教室の読み書き中心の授業は、自分が自分になれる場所。音読もスペリングクイズも、彼女の敏感期に合っているのでしょう。
 
モンテッソーリ教育において、非常に大切にされる要素の中に、物の同一性、漸次性、分類と呼ばれるものがあります。感覚の敏感期にいる子どもたちは、同じものに分けたり、物を大きさの順に並べたり、分類したりという作業が大好きです。これらを「知性への道」と呼んだモンテッソーリ。モンテッソーリ教育と出会ってから、我が家ではこういった作業を大切にしてきました。気付くと何かを色分けしていたり、大きさの順に並べていたり・・・。自然と何かに引き込まれるように、これらの時間を楽しんできた娘。

英単語を見たときに、音を聞きながら規則性を見出したり、スペリングを見たときにここでも規則性を見出したり・・・。気付くとそんな作業を自然と行っている娘。きっとこの「読み書き」が彼女の敏感期に合っているというのは、2歳の頃から自然と親しんできたこれらの作業が英語という言語を通じて行われているからのような気がします。パズルのような感覚で向き合うこれらの時間が幼児期の今は楽しくて仕方がないのでしょう。

果たして小学校に上がったときに同じ感覚で楽しめるかどうかは分かりませんが、読むことを楽しいと感じられるこの気持ちが、彼女の英語学習を支えてくれているのだと思います。背伸びをさせてもらっている保持教室でも、楽しいと感じられる理由がここにあるのでしょう。最近はここにライティングが加わり、万年停滞中だった我が家にしては加速気味^^自分で綴りを考えながら文字にする作業が、とても楽しいようです。

でも、やっぱり一番好きなのは絵を描くこと(笑)。母が帰宅をすると、英語と向き合っている姿なぞ一度も見たことがありません^^;ちなみに今日の作品はかぐや姫だとか・・・。
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自由気ままな年長の夏休みです♡
 
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