娘がピンクタワーと初めて出会ったのは、2歳の頃でした。モンテッソーリ教育と出会って間もない母が、提示の仕方も何も分からないまま、思わず買ってしまったのがこちら。まだ教師養成講座受講前だった当時は、目的すら分からず、ただの積み木になってしまったという痛い思い出
のある教具です。
最近は感覚教具は触ることもあまりなくなっていましたが、急にピンクタワーをやりたい!のコール。夫も休日出勤だった今日は、午前中はおしごと、午後は公園で縄跳び→カフェごはん→ショッピング→プリン作りと2人で好きなことを満喫しました(*^^*)
教具棚にもう並んでいることすらなかったピンクタワー。久しぶりの対面に嬉しそうでした。実は母、前日の明け方までAMI(国際モンテッソーリ協会)が公開しているピンクタワーと向き合う2歳位の男の子の映像
を繰り返し観ていたばかり(笑)。
果たして5歳児はどのように向き合うのか興味津々でした。すると、積み上げることはせずに、なぜか並べていきます。「階段みたいでしょ?」なんて言いながら、もしかして本当にやりたかったのは茶色の階段?などと、色々質問したいことはありながらも、じっくりと見守ることに。
果たして5歳児はどのように向き合うのか興味津々でした。すると、積み上げることはせずに、なぜか並べていきます。「階段みたいでしょ?」なんて言いながら、もしかして本当にやりたかったのは茶色の階段?などと、色々質問したいことはありながらも、じっくりと見守ることに。
すると不思議な積み上げ方をしていきました。どうも5歳ともなると、普通路線ではいかない様子^^;
「バラが出来上がったよ~」だとか(笑)。
お次は揃えて積みあげていきました。
やっぱり最小の立方体を扱うときは、しっかり集中します。
立方体の各辺の長さが10㎝から1㎝ずつ漸減しているため、最小の立方体を滑らせることができます。3歳の頃は、苦戦していた動きですが、上手にできるようになっていました。
驚いたのは、このような積み方をしていたこと。感覚教具なので表向きには、数値では表されていないはずのこの教具。どうやら法則を発見したようです。
1㎝、2㎝、3㎝、4㎝の立方体を積むと、10㎝の立方体と同じ高さになることをついに自ら発見した様子。
そこからは試しては書く時間がスタート。7㎝の立方体と同じ高さに積むには、「1㎝と6㎝の組み合わせ、2㎝と5㎝の組み合わせ、3㎝と4㎝の組み合わせ・・・」と記録。いつも新たな発見があるたびに、必ずメモをしたがる娘です^^
最後は、お片づけ。なぜか、この絨毯を戻す姿は、我が娘ながら凛とした気配が感じられ、ついつい見入ってしまいます^^
モンテッソーリ教育を構成する5分野の中で、知的教育分野と呼ばれるのは「言語教育」「算数教育」「文化教育」の3つ。けれども、感覚教育なしには成り立たないということを、最近肌で感じる場面が多くなりました。このピンクタワーが算数教育の間接準備となるということを知っても、全くビーンとこなかった当時。けれども、こうしてたまに2歳・3歳の頃に親しんだ感覚教具へと戻ると、その意味がはっきりと手に取るように分かります。当時は全く数的概念とは無縁の関わり方をしていた娘ですが、実際にその法則を感じ取ってしまうと、今までと全く別の関わり方を発見したようです。
母にとって感覚教具は非常に神秘的で時には神秘的すぎる故に、どこか形式的な部分から抜け出すことができずにいました。けれども、娘が成長するにつれ、やっとこの神秘のベールが一枚ずつ剥がれていくそんな感覚に陥っています。この可能性に満ちた感覚教具をもう一度自分の中で整理する時が来たようです。
あまりにも未熟な母に、モンテッソーリ教育の素晴らしさを教えてくれているのは、目の前の娘(笑)。久しぶりに向き合った感覚教具との時間に、なんだかたくさんのことを教えられた気がしています。あぁ、日に日に課題が増えて行く毎日です^^;
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