あっという間に終わってしまった年中の夏休み。今年はお友達と過ごす時間が例年よりも多く、娘にとっても楽しい夏になったようです。そんな自由気ままに過ごすことができたのも、サマースクールがなかったから。
けれども、母にとってはサマースクールに行かせている時以上に、今後の英語育児について多くを考えた時間でした。バイリンガルに育てることが何よりも最優先課題だった我が家。2歳の頃プリスクールへと通いだしてからは、プリ退園後の進路を決めるべく、インターナショナルスクール、イマージョンスクールを中心に、関東以外にも色々と渡り歩きました。
・・・しかし、モンテッソーリ教育と出会い、言語云々よりも、子どもの敏感期を最優先とする子育てをしようと決意。そうすると、当然娘にとって心地の良い言語は母語であり、英語はいつの間にか追いやられてしまう日々が続いていました。
■娘のSOSから始まった英語育児の見直し
けれども、最近、英語に対するもどかしさを感じ始めた娘。プライベートレッスンでは、自分の思うことが言えず悔しい思いをし、帰国の保持教室では帰国子女のお友達に囲まれ、これまたいつもよりも言葉少なげになってしまう自分に、今まで抱いたことがないような感情を抱き始めたようです。
そんな娘からのSOSとも言えるようなサインを感じ、この夏は今後の英語育児についての方向性を真剣に考え始めました。1日24時間という皆平等に与えられている時間。この中で何を最優先していくべきなのか。そして、これから本当の意味での学校生活がスタートした時に、果たして何をどこまで行うことができるのか。いくら将来のためとは言え、英語の必要性は本当にあるのか。毎晩7時に帰宅し、なんとか娘を9時までに寝かせたい場合、この2時間の中で一体何ができるのか。
■考え抜いた末に辿り着いた「発想の転換」
どう考えても、母語によるおしごとと英語の活動の両立は物理的に無理だと分かった時、ふと思いついたのは「発想の転換」でした。どこかこの2つがいつも母の中で相反する位置付けだったのですが、これを「1つにしてしまう」ということ。母語と英語の垣根をなくすことが、もしかすると、母自身が求めていた答えだったのかもしれないと感じ始めました。
しかし、まだ身の回りのことですら英語で表現できない娘に、母語と英語の垣根をなくすなど、不可能なことのように感じられるかもしれません。けれども、まだまだ自分で上手く表現することができなくても、プリ時代に培った英語の勘のようなものはどこかに存在し、案外彼女の中に、二つの引き出しが用意されているような部分が垣間見える場面も増えてきました。
「今日は英語だよ。」「今日は日本語だよ。」といった使用言語を意識させるのではなく、あくまでも中心は彼女の今欲していること。もし言語の活動なら、当然母語になるでしょうし、算数の活動なら、もしかしたら両方いけるかもしれない。文化もそのトピックごとに上手く使い分けることができたら、それは本当に母が思い描いている理想であると感じます。
■辿るべく道が分かったら、あとは実行するのみ!?
・・・と、夢物語のようなことを綴ってみましたが、実はこの発想に辿り着いたことで、一気にゴールが近づいた気がした母(笑)。やってもできないことよりも、辿るべく道が分からない時が、一番辛いんですよね。一度、決心がつけば、あとはひたすらその道を辿るだけ。
最近の娘は英語のリズムのツールを手にいれたことで、折り紙やお絵描きなど、自分の好きなことをしながら口ずさむことが日課になっています。そして、今日は保持教室の図形の名称に関する宿題をしながら、そのままメタルインセッツや幾何タンスという教具を出してきました。もちろん、言語は英語。でも、母語での活動が土台にあったため、英語で行っていることに気づいているのか分からないほど、スムーズで驚きました。
どこか、「おしごと」か「英語」かをこの制限された時間内に選択を迫られていた気がしていた日々でしたが、母の心の中でその垣根を取り除いたことで、急に気持ちが軽くなりました。受講中の海外の教師養成講座も、ひたすら日本語へ置き換えることを面倒に感じることもあったのですが、そのまま使ってしまえ!と、妙に肩の力が抜けた気がします(笑)。
・・・あまりにも楽観的過ぎる考えですが、人生難しく生きないほうが良いに決まってる^^
そんな想いでいます。
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