モンテッソーリと先取り教育 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。



小学校時代にくもんを続けていた夫。計算問題などは3学年ほどは先を行っていて、小学校の授業は楽だったと言います。余裕を持って取り組めたため、親も子も気分的に楽だったようです。では、娘に先取りをさせたいかというと、「余裕はないよりあった方がいいけれど、先取りが必ず必要なのか分からない。」とのこと。

モンテッソーリ教育を幼児期に受けた子どもは、もちろん園によって違いはあるものの、算数で言うと小学校2年くらいまではすでに吸収できていると言います。だったら、授業がつまらなくなるのではないか?

娘の通う子どもの家でそう質問を投げかけてみると・・・。

「アプローチが全く違うので、新鮮味は失われない。」

との園長先生からのお答え。

確かに、概念として学ぶことは同じでも、紙と鉛筆を持って学習するのと、常に具体物から出発するモンテッソーリ教育はまったく異なるアプローチ。幼児期に具体物を体験した子どもが、小学校に上がったときに、紙と鉛筆という抽象への順を辿っていくことは、流れとしては決して間違っていないのだと思います。けれども、「モンテッソーリの算数に戻りたい」という子どももいるのだとか。

確かに、今まで体全体を動かしながら、具体物を目の前にしていたのが、いきなりプリント上で計算をしなければなくなる。面白みはやはり半減してしまうのも無理ないのかもしれません。だったら、家庭学習は、このプリント上の算数の世界を、もう一度具体物を使って再現してみる。

そこには「スピード」も「リズム」も存在しません。
我が家は「量」よりも「質」にこだわりたい・・・と思っています。

計算問題がすらすらと解けないようでは、「考える数学」には入っていけない・・・というのも、一理あるでしょう。けれども、幼くても子どもは親が思った以上に、たくさんのことを理解できる。もう十分考えることができる段階にいるのではないかと、モンテッソーリの算数教育を見ていると感じます。

ある種、小学校のカリキュラムとは相反するようなモンテッソーリ教育。けれども、テストも成績もない「真の学び」を追求する手段として、これ以上のものはないと日々感じています。

人よりも先を行くことで感じる喜びよりも、自ら考え学ぶことで感じる喜びを見つけて欲しい。
そんな手助けができるよう、母も前進あるのみです。

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