モンテッソーリ・感覚教育「幾何タンス第一の引き出しのおしごと」 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

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中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

この週末はお天気が良かったため、外でめいっぱい遊んだ娘。明日からは幼稚園も本格的に始まります。そんな隙間時間の中、娘が選んだおしごとはこちら。

「幾何タンス提示盆とご対面」に続き、この週末は「幾何タンス第一の引き出し」に取り組んでみました。直径が10㎝から1㎝ずつずつ減少している円形6個が収められています。
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ちなみにこの引き出しは全部で6段あり、四辺形、三角形、多角形、平行四辺形・台形、卵形などなど、大人でも知らないような名前の形がグループ分けされ、6段の引き出しに収められています。(モンテッソーリ教育 第3巻―理論と実践 感覚教育より)

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6つの円を順不同にじゅうたんへ。
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円をひっくり返して、枠をなぞります。
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その円形に合う図形枠の内側をなぞり、はめ込みます。
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初めて提示盆を提示したときは、なぞるという動作が、ぎこちなかった娘ですが、繰り返しているうちにスムーズになぞれるようになってきました。
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無事6つの円が、元の場所に戻されました(笑)。
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初めて提示を行ったときは、なぞるという動作のぎこちなさに加えて、ついつい反時計回りになぞったり、大人から見るととても簡単そうなおしごとでも、全く出来ていなかった娘^^;

思わず「そうじゃないでしょ。」「反対!」「ほら、ママのをちゃんと見て!」などなど声を上げたくなりましたが、ここは我慢。けれども、数日繰り返すうちに、自然とぎこちなさも解消され、なぞる方向も時計回りに落ち着いていました。

逆に反時計回りを繰り返す娘を見て、「なぜ、時計回りでないといけないのか?」という疑問すら沸き上がって来た母でしたが、モンテッソーリ教育 第3巻―理論と実践 感覚教育「図形枠を指でなぞる場合、ひらがなの運筆が大体時計回りが多い(め・ぬ・あ・お・の等)のでこれに合わせる意味で時計回りになぞる方向に統一するのが妥当」という記載を見て、妙に納得(笑)。

そして、海外の通信の講師からは、「世界がたいていそのようにset upされているから。」とのフィードバックが。確かにドアなど、必ず時計回りですよね^^

今回の活動でも娘が楽しんでいたのは、「なぞる」という行為でした。4歳になってしまえば、形を間違いなくはめ込むことはできてしまうため、おしごととしては敏感期を逃したかなぁという懸念がありましたが、このなぞって図形を感じる行為が楽しい模様。

モンテッソーリの著書「子どもの発見」にも、見ただけではまだ図形の認識ができない子どもたちも、なぞるという運動を実行することで、図形を認識するという記述があります。「触覚と視覚の結合は、図形の知覚と記憶への定着を著しく助ける」のだそうです。

・・・ちなみに、今夜はパパと一緒に拾って来たこのたくさんの小枝を使っておしごとをするのだとか(笑)。一体これで何ができるのでしょう^^;若干、不安な母です。
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