ホームモンテッソーリのメリットとデメリット~その2~ | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

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中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

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ホームモンテッソーリのメリットに続き、今回はデメリットについて私感を書いてみたいと思います。

デメリットと言っても、ホームモンテッソーリを実践することにデメリットはなく、あくまでも子どもの家やモンテッソーリ園と比較した際、個人的に難しいと感じる部分です。

まず家庭におけるモンテッソーリ活動で一番難しいと感じるのは、指導者が親であること。一番のメリットを「対象が我が子である」と書きながら、矛盾しているようですが、母が感じるのは親子だから分かり合えることもある代わりに難しさもあると言うこと。まず、指導者の質と言う面から言っても、子どもの家の先生方はプロであるのに対し、母はあくまでも机上で理論を学んだに過ぎない素人であること。提示も、プロの先生なら一度で娘を惹きつけることが出来るのに、母は未熟なため思うような展開にならないなど、技術の未熟さゆえの難しさは、日々感じています。また、他人なら言うことを聞くのに、親子故に甘えが出たりと、苦労は尽きません(-_-#)

そして、環境と言う面でも、残念ながら家庭では子どもの家のような、分野ごとに教具棚を用意し活動出来るようなエリアを準備することも出来ません。以前からこのブログを見て頂いている方ならご存知かと思いますが、我が家のメインの活動エリアは、TOP写真のこの一部分のみ(ー ー;)こんな狭い場所で、よく集中出来るな~と逆に感心してしまうほどの環境です(笑)。海外のホームスクール家庭では、パパまで巻き込み教具を手作りするご家庭も沢山ありますが、我が家にはもちろんそんなSuper Daddyは存在しないので、サンプル品か海外の廉価版を更に年一度のBig Saleのタイミングで寄せ集めたものがほとんど。ほぼ不良品とも言えるアウトレットに手を加えて使用なんて状態です(笑)。どの子どもの敏感期にも援助出来る環境、そして先生の技量は、やはり子どもの家ならではだとつくづく感じます。

そして最後に、ホームモンテッソーリの残念な点は、縦割り活動が出来ないと言うこと。子どもの家なら年上のお兄ちゃん、お姉ちゃんの活動するおしごとを見て、憧れの気持ちを抱いたり、一つしかない教具の順番待ちをすることで、我慢する気持ちを覚えたり、縦割りの良さは様々な場面で感じることが出来ます。特に我が家の場合は一人っ子なので、残念ながらこのような良さは家庭では感じることができません。また、母がいくら夜なべをして教具作りを頑張っても、使うのは娘一人。また購入した教具も、娘一人が敏感期の間だけしか使えないと思うと、色々考えてしまう点もあります^^;

・・・と、ざっくりデメリットも連ねてみました。

ただ、色々書き連ねていますが、これをモンテッソーリ教育の精神である「ポジティブに捉える」という見方をするのであれば、デメリットもメリットに変えることができると信じています。

○母の未熟が提示なら、練習すればよい。
○親子の馴れ合いの部分があったとしても、やはり我が子と共に一緒に活動できるというのはかけがえのない体験。
○子どもの家のような環境は整えられなくても、出来る範囲のベストを尽くせば良い。
○できない縦割り活動は、幼稚園にお任せするとして、家ではまずできることをする。
○母の手作り教具の出番は短くても、これらと関わった時間は、娘にとってもポジティブな体験だったはず。

などなど。

若干無理やり感もありますが(笑)、我が家にとっては、今の状況の中ではホームモンテッソーリは最善の選択だったと感じています。もし母がワーキングマザーでなかったとしたら、最初から子どもの家という選択もあったかもしれませんが、実際フルタイムの仕事を持つ中では、自身が学び、我が子に伝えていくというこのやり方が、一番なのではないかと思うのです。

と、二回に渡りだらだらと書いてみました。

これからホームモンテッソーリを始めようとされているママさんたち、何か参考にしていただけることがあれば、幸いです^^;

姉妹ブログ「Yuzyな日々~今日も楽しく親子英語~」細々と更新中^^;

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