モンテッソーリ教育用語辞典
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通信で勉強している時、モンテッソーリの著書を読んでいるとき、理解に苦しむ場面が出てくると、いつもお助けマンとして活躍してくれます(笑)。
モンテッソーリ関連書籍を読んでいるとよく目にするのが「秩序感」という言葉。この本の定義によると、秩序感とは「物事の正しい順序や決まり、筋道のことを秩序というが、秩序感とはそうしたことへの各人の感じ方である」とあります。
どうしていつも同じ場所にものが置いてないとダメなのか。
どうしていつも母が座る場所は左ではなく右の椅子ではないとダメなのか。
どうしてこの道からいつも帰らないといけないのか。
娘が2歳前から3歳にかけて、こちらが嫌になるほど拘っていたこと。
もちろん、これ以外にもたくさんありました。
けれども、モンテッソーリ教育と出会い「人間の成長過程において、この秩序が鋭敏になる一時期がある」と知った母。どれほど、これを知ることで助けられたでしょうか。
そして4歳になった今。当時の執拗なまでの秩序感は徐々に消えつつあります。けれども、日常の様々なところで「順序性」が見られるようになってきました。家族の靴を揃えるときは、パパの靴が一番大きいから、こっち。ぬりえをするときも、この部分で暗色を使ったから、次の部分では明色。
そして最近は、就寝前に必ず一作品仕上げるビーズでも、順序性をかなり意識し始めるようになりました。パジャマ姿で、大好きなお友達からお誕生日プレゼントにいただいたビーズを広げ、集中現象真っ最中の娘(笑)。
少し前までは、自分が気に入ったビーズをひたすら通していく状態でしたが、今は毎回テーマがあるのだとか。この日のテーマは生き物。イルカと馬をモチーフに、それぞれ色を合わせ、順序性を意識している様子でした。
この順序性というのは、言語教育の中でも非常に大事だと言います。順序立てて話すためには、順序性が必須。そして、書くという作業も自分自身の中でこの順序性が整っていないと、きちんと書くことができません。文章を組み立てることも、まさに順序性が最も問われる作業。
こうした秩序感や順序性がしっかりと育っていくことが、モンテッソーリ教育の目的でもある人格形成へと繋がっていくのかなぁと、娘の成長と共に少しずつ身に染みてきた母です。自分の中で、きちんと何かが整っていると、それが心の安定へと繋がるんですよね。
成長と共に少しずつ形を変えてくる秩序感と順序性。幼児期と学童期ではまた違った形で現われてくるんだろうなぁ。娘の日々の観察が楽しくて仕方がない母です^^
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