モンテッソーリ・感覚教育「掟破りの提示!?長さの棒」 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

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中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

「掟破りの提示とKHT Montessori通信講座。」にて綴った通り、先日「長さの棒(赤い棒)」を初めて提示をした我が家。

このブログでも何回か書いていますが、母のかねてからの悩みは感覚教具の導入。モンテッソーリ教育の出発点は感覚教育と言われるほど、大事な要素がたくさん詰まっているのに、どうも上手く導入できない。特に「長さの棒(赤い棒)」は、算数教育の十進法の理解にもつながる大事な大事な教具。だからこそ、娘の敏感期を見極めて、上手に導入したいなぁと考えていました。

けれども、GW辺りから我が家の教具棚に並べられたこの赤い棒は、ただの棒(笑)。このままただの棒として我が家の教具棚に居座るのか・・・^^;こんな一抹の寂しさに襲われたとき、母が思いついたのは発展活動の1つである、迷路作りを娘に見せてみるというものでした。

長さのみが10cm から100cmまで10cmずつ変化するこの赤い角柱。これを、迷路のように置いたら、きっと娘が喰らいつかないはずはない!(笑)

問題はいつ何処のタイミングで見せるか・・・。

平日ではないと決めていたものの、この日は子どもの家から帰ってきて、おしごとがもっとやりたくてやりたくて仕方がないモード。次の日、幼稚園が控えているというのに、就寝前に思わず決行^^;(以下、パジャマ姿、失礼します。)
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母の手元をしっかり見つめ、並べ終わると、早速中を歩いてみたいと大はしゃぎ!
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ここ1ヶ月ほど静粛練習を楽しんでいる我が家。その延長と思っているのか、そろりそろりと迷路の中を、静かに歩きます。
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何度も何度も歩き、迷路をばらばらにすると、それぞれの棒の長さが違うことに気付く娘。「どれが一番長いかな?比べてみようか?」と基本提示を見せると、今までにないくらいの集中度で提示に見入る娘。早速自分でも並べ始めます。
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この手元を見ていると、やはりこれは子どもの家で培ってきた「手」なのかなと感じた母。もちろん、たった数回の通園で何かが劇的に変化することはないでしょうが、何処か佇まいの美しさを感じました(親の欲目^^;)。
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とにかく並べることを心の底から楽しんでいるような印象を受けた夜でした。カメラを向けても、そこには自分と教具しか存在しないような二人の世界。これが、もしかして集中現象!?

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これでもかってくらい、並べ方に気を使う3歳児(笑)。
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並べ終わると、声に出して数を数え始めます。
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この日はかれこれ小1時間、長さの棒と関わっていたでしょうか。普段積極的でないお片付けまで、教具と大事に関わろうとしているのが印象的でした。一番長い棒を小さな体いっぱいで感じている姿が印象的^^
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そして教具棚に戻しても、まだまだ触っていたい様子。こんなに惚れているなら、もっと早くおしごとしてくれても良かったのでは!?(笑)
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自分の身長と同じくらいの長さの棒を何度も持ったり置いたりする姿を見ていて、まさしく子どもは動きながら学ぶのだなと、実感した瞬間でもありました。運動の敏感期にいるからこそ、たくさん動いていたい!だから学びがもっと楽しくなる。これが、プリント学習だけでは身に付かない、幼児期ならではの学び方なんですね。

できるだけ動かずしてことを済ませたい母とは正反対の娘(笑)。
いっぱい動いて満足したあの顔を見るのが、楽しみな母です♡

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