12月11日
私物のスウェットをご紹介させていただきます。
ひとつめ、こいつは数年前に真壁さんからいただいた極上品で、着用は年に数回、いわゆる僕の自慢の一張羅です。
それで、こちらが普段着ているスウェットなんですが、アウター以外で秋冬に着る為に所有する服は、現在、この2着だけなので、こちらは夜に洗濯して朝着る、つまり毎日着ている服ということになります。こういうダメージものは、案外好きな人が多いと思うんですが、先日、これ着て小切手を持って銀行に行った時、身分証明書の提示だけじゃなしに筆跡鑑定まで受けさせられ、一時間くらいさしどめくらって、えらい目に遭いました。佐野さんからどうしたらそんな風になっちゃうの?と聞かれたんですが、普通に毎日着ていたらワンシーズンくらいでこんな風になってしまいます。スウェットに限らず、ビンテージの服というのはコレクション以前に、やはり消耗品ですから、残念ですが潰れていってしまいます。
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ビンテージのスウェットは非常に高価アイテムになってしまいましたが、少しだけ選んでいただける数になりましたので、お探しの方があれば宜しくお願い致します。
店頭から一枚、60年代チャンピオンのスウェットです。
ビンテージスウェットとしましてはサイズ、コンディションそしてブランド共々、良いです。
size L 36000円+tax
12月9日
滋賀の山が源流のこの川は、京都の北白川に降りてきて、岡崎で琵琶湖疏水と一度合流し、祇園を通って鴨川に流れ込みます。
僕が北白川に住んでいた頃は、住処の近所を流れていた川とこの川が一緒の川だということすら知らなかったし、そんなことにも全く興味が無かった。当時の町の徘徊は、店など、遊びの場所を求めるものでした。そんな自分にとっての刺激的な場所が無くなってしまってから、僕の町遊びは、景色を楽しむという、永井荷風のようなおとなしい老人趣味へと変わってしまった。しかし、その景色というのは、豪奢とか絢爛とかいうものとはまるで違った、例えば、玉乗り娘の垢じんだ肉襦袢のような美しさのある、江戸時代以前から普遍のように思える場所なのかもしれない。
存外にも昔はありきたりでつまらないと思っていた喫茶店すら、今はなく、自動販売機で缶コーヒーを買って川縁に佇むわけですが、それはそれで町自体が喫茶店のようでなかなか良いです。
ここは、川床まで造って人を招いてくれているのにもかかわらず、昼も夜も人が少なく落ち着ける、僕のお気に入りの場所のひとつです。
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コットン素材のファラオジャケットにも少し似たような珍しいスタイルです。
ウール製の襟で、
裏地がおしゃれです。
ポケット
袖口
コンマーのジップ
ラグランスリーブでフィット感が良いです。
中綿キルティング仕様で、軽いですがある程度の防寒性があります。
シンプルですがおしゃれなジャケットです。
size M程度 14800円+tax
12月6日
京都七条新地、川の回廊です。
川に落ちた紅葉も良いですね。
ここは、かつて闇の花街、京都の裏の顔でありましたが、今はゆっくりと寛げる、とても静かな町です。
ただ、妖しい町や店が無くなってしまうのは、日陰者の自分にとっては何とも寂しい限りです。
西陣の千両ヶ辻やこの七条新地を歩くと時々、兵どもが夢のあとという句が頭に浮かぶことがあるんですが、当時のこの町には、その芭蕉の句とは異なる妙な哀愁があったのですよ。
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〜60s スウェットパーカー
四本針セットインスリーブのビンテージスウェットパーカーです。
肉厚でふかふかの良い着心地です。
size M程度 26800円+tax
12月4日
本日は千種のジョゼコーヒーさんにて、12月ということで、忘年会第一弾ということになりました。
このジョゼコーヒーさんというのは、たまたまwysさんの隣にあったというだけでなく、普段から路地裏を徘徊している僕からしましても、立地、外観、間口など佇まいが凄く魅力的なお店です。路地を歩いていても、これほど惹かれる店にはまず出逢うことが出来ません。
もちろん店内も含めて、同業である加藤さんも大変惚れ込んでます。
加藤さん曰く、北風が吹くと客が来る店。
いい例えです。
なかなかメルヘンですね。
しかも、実際、そうなんです。
食べて飲んで、今回も加藤さんは大満足でした。
今月、もう一回来る予定です。
今回の土産はwysの5周年記念の缶バッジでした。
もう5年になるのですね。
商売って、続けるの、結構ちょろいんですね。
皆さん、この度もお世話になりました。ありがとうございました。
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50年代の民間用のB-9ではないかと思います。
非常に存在感があり、かっこよいヘビーアウターです。
フード付き、裏はミートン貼りです。
ボディ部は中綿キルティング仕様です。
前見頃、四つポケ。
メインジッパーはコンマーです。
袖
脇部分、マチがつけられて動きやすいつくりです。
フード部分にチンストが付けられてます。
そしてフード部分のジッパーはクラウンのスプリングです。
ムートンの抜けも無く、コンディションは良好です。
size L程度 18000円+tax
12月2日
崩していた身体と店の体調が、週末辺りから少しましになってきました。
そんな月末の土曜日に、ある高額のジャケットを求めて一日に三回来店した人がいました。
一度目は、四時ごろ、そのジャケットを見つけて、ずっと探し求めていたものがまさかこんな冴えない店にあるなんてというような驚きの様子でした。「何時までやってますか?」と聞かれたので、「七時ごろまで」と答えると帰っていかれた。二度目はその一時間後くらい、同伴を伴って入ってこられたが、そのジャケットを見て、すぐに帰られた。その後、六時半ごろに電話が二度鳴りましたが無視して出ませんでした。多分その方からだったのでしょう。三度目のご来店はシャッターを半分閉めて散歩に出る準備をしていた七時過ぎ、表のガラスを叩く音がしました。ドアを開けると「閉店後にすみません、買いに来ました」と家族三人でお越しになった。僕は買う前に最後の試着を勧めました。家族も「そんなに欲しいんなら買えばいいじゃない」とおっしやる。しかし、「これを着て子供と遊んだら最高だろうな」と言いながら試着するご本人に、「そんなのジャージでじゅうぶんでしょう」という冷や水をぶっかけるような接客を僕がやりはじめたものですから、結局買わずに帰られました。掴んだはずの札束が手から滑り落ちた。11月の赤字が確定し、僕は店の家賃の不足分をコンビニのATMでおろして家に帰りました。
話と月が変わって、写真のシャツは今週店に出す予定だったボタンダウンです。
タグが無くテーラーメイドと思われる正体不明の一枚です。手作り感があって、自分で着たいと思うほどおもしろい作りをしてますが、多分誰にも響かず永遠に売れ残るだろうと思ってました。が、昨夜、長谷川さんが来て、いともあっさり買って行きました。『そういやぁ、居たな、こいつが』と思いました。僕は、長谷川さんと自分の店を少々見くびってました。長谷川さん、ありがとう。
ということで、売上は月末に売り逃したジャケットの数十分の一ですが、12月、長谷川さんのお陰で、良い月のスタートが切れました。
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コットンフランネルのボディ、襟部分がおそらくウールの切替になったプルオーバーシャツです。
タグ
襟の切替部分
ボタンはシェルです。
シンプルなワンポケ仕様です。
袖口
ダブルステッチ
コンディション良好です。
size M 13800円+tax
余談ですが、試着モデルのりゅうきくんから、「せっかく試着モデルになってやってるのに、毎回却下されて、ブログに全然出てこないじゃないか!」と、面と向かって苦情をいただきました。
それはせっかく楽しみにされていたのに、申し訳ありませんでした。
因みに、こちらは却下した写真の一枚です。
わかってないようなので、こちらも正直に言わせて頂くが、
似合わない上に表情までふざけてます。
こんなんじゃあ、売れる物も売れなくなります。
ひどすぎる。
むしろ、売れない物でも売ってやる、もしくは自分がモデルになって、もし売れなければ責任を取って腹を切るくらいの真剣な姿勢で臨んでいただきたいと思います。
今回は65点、合格でした。


















































