解放同盟との関連指摘は「不適切」=市補助金めぐる毎日放送の報道-BRC
放送界の自主チェック機関「放送と人権等権利に関する委員会」(BRC、竹田稔委員長)は12日、大阪市の補助金をめぐる毎日放送(大阪市)の報道で名誉を傷つけられたと部落解放同盟大阪府連の書記長らが申し立てていた問題で、「放送倫理違反はなかったが、センセーショナルな報道をしたことは不適切」とする決定を発表した。 同局は関西地方で昨年11月に放送した報道番組「VOICE」の中で、「大阪市の社会福祉施設に対する“ヤミ”補助金の疑いがあり、その中に解放同盟幹部が理事を務める法人がある」などと報じた。 http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=soc_30&k=2007111200794
BRC
放送と人権等権利に関する委員会(BRC)は、放送番組による人権侵害を救済するため、1997年5月にNHKと民放により設立された「第三者機関」
BPO
「放送倫理・番組向上機構(略称=BPO、放送倫理機構)」は、 放送への意見や苦情、
放送倫理上の問題に対して、 自主的に、独立した第三者の立場から
対応する放送界の自律機関で、三つの委員会(BRC、放送と青少年に関する委員会、放送倫理検証委員会)を運営しています。
分かりにくいですよね。BRCは、BPOの下部組織らしいです。
で、BRC。
この組織はろくな組織じゃないですね。
過去、サンディエゴ事件、帝京大学ラグビー部員暴行容疑事件報道などでは、見解しか出さず、両方とも裁判に移行して、帝京大学ラグビー部員暴行容疑事件はテレビ局側敗訴。(サンディエゴ事件の判決はググっても出てきませんでした)なんとも役立たずな組織なので、今ではここを通さず直接裁判というケースが殆どのようです。
ちょっと古いですが、朝日社説。
「大連立」仲介―読売で真実を読みたい
自民党と民主党が大連立する。そんな驚くべき話が飛び出した先の党首会談の、段取りをつけたのは誰なのか。
小沢民主党代表は、辞意撤回の記者会見で「さる人」から話を持ちかけられたと明かした。続いて、その人物に勧められて「福田首相の代理の人」と会い、党首会談が実現したという。
小沢氏は名を明かさなかったが、どうやら「さる人」とは読売新聞グループ本社会長で主筆の渡辺恒雄氏であるらしい。朝日新聞を含め、読売新聞を除く多くのメディアがそう報じている。
首相と野党第1党の党首の間をとりもち、会談や「大連立」話を仲介したのが事実とすれば、報道機関のトップとして節度を越えているのではないか。
渡辺氏が主筆として率いる読売新聞は、参院選後の8月の社説で自民、民主両党に対し、大連立に踏み切るよう主張した。新聞が政治の現況を論じ、進むべき道について信じるところを述べるのは言論機関として当然のことだ。
政治家に直接会って、意見を言うこともあるだろう。権力者に肉薄するためふところに飛び込むのも、記者の取材手法としてあっておかしくない。
だが、それはあくまで主張を広め、あるいは事実を報道するためのはずだ。主張を実現させるために党首の会談を働きかけたり、ひそかに舞台を整えたりしたのなら行きすぎである。
渡辺氏はかつて新聞協会長をつとめるなど、日本の新聞界を代表する重鎮だ。1000万部の読売新聞の経営だけでなく、社会への功績が評価されて今年、同協会から新聞文化賞を贈られた。
同時に、若いころから敏腕の政治記者として鳴らし、中曽根元首相をはじめ政財界に幅広い人脈を持つ。
渡辺氏の回顧録などを読むと、昔から権力者に食い込むだけでなく、プレーヤーとして政治を動かしてきたエピソードがふんだんに語られている。
渡辺氏の回想には昔の政界裏話のおもしろさが満ちてはいるが、取材対象とほとんど一体となって行動する姿に、違和感を覚える読者は多いに違いない。
事実を伝える記者が、裏では事実をつくる側に回ってしまう。それでは報道や論評の公正さが疑われても仕方ない。
http://www.asahi.com/paper/editorial20071110.html
マスコミの報道が公正である訳はない。
そなもの、誰もが知ってる。
「報道や論評の公正さが疑われても仕方ない。」
とかあたかも朝日新聞自体が、公正な報道をしているかのような書き方はいかがなものか。
同じ穴のむじなだろ。