東大寺 法華堂の阿形像
今日のカットは、東大寺 法華堂の金剛力士 阿形像。東大寺さんの金剛力士と言えば、南大門の像が有名ですが、法華堂の像も3m超えで、その姿勢、表情には迫力があります。この像で驚くのは脱活乾漆造であること。この大きさの像を造るには相当の量の漆が必要です。おまけに、法華堂の本尊の不空羂索観音像、梵天・帝釈天、四天王像はすべて3m超えですが、すべて脱活乾漆造です。これらの像が造られた奈良時代も漆は高価なものでした。この時代、漆が異常に高騰したとの記録も残っています。もし現代に法華堂の脱活乾漆造をすべて復元した場合、どれくらいの金額になるでしょうか。多分天文学的な数字が予想されます。それ以前に、良質な漆の確保が不可能に近いとも予想されます。今後も大切に保 存せねばです。