恐竜と同じ道を辿る人間の未来 | 注文の多い蕎麦店

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能登でもらってきた恐竜図鑑
2週間かけて一文字残らず読破しました。

今まで読んだ恐竜関連の本の中で一番解りやすく
一番細かいところまで描写されてました。

そもそも僕が恐竜に興味を持ち始めたのは

そのビジュアルやかっこよさに惹かれたわけではなく。

 

恐竜の食生活を調べてるうちに
およそ6500万年前に恐竜が絶滅した理由に疑問を感じたからです。


 

通説では地球を支配した恐竜が一瞬にして消えたのは
巨大な隕石の衝突による気候変動が原因と言われてるのですが。

実際にはその隕石衝突以前に恐竜は衰退の道を歩み始めており
隕石はあくまでもトドメの一撃になっただけで。
と言うかその隕石衝突でさえも

恐竜の傲りがその破滅を自ら呼び込んだ

と言えるのではないか。


と考えるようになりました。


 

恐竜と言えば普通の人ならティラノサウルスとかアロサウルスのような
巨大肉食獣を思い浮かべることが多いと思うんですが。
実際には恐竜が絶滅する前の白亜紀後期の時点では

草食恐竜が全体の9割くらい

で捕食恐竜は恐竜社会の中ではあくまでもマイノリティにすぎなかったんですね。
なので肉食恐竜はその数的不利を補うために
自身の身体を巨大化させることでメジャーな存在である草食恐竜を圧倒しようと進化します。

もちろん草食恐竜だってやられっぱなしではおられません。
肉食恐竜にやられないためにそれ以上に身体を大きくさせたり
素早く逃げるために脚力を強化させたり。
そうして最後には現在の鳥類の祖先のように羽毛や翼を発達させて
生活の場を空へ移したりと進化することになるのですが。


 

そうやって同種族である恐竜同士で争い合って
己の欲やエゴを剥き出しにして進化し続けた結果が。

地球の資源の枯渇化

ということだったんじゃないでしょうか。


もちろんそのまま恐竜のいいように進化されたのでは
地球そのものの存在が危うい。
ということで地球が自身の存続を賭けて選んだ道が

隕石の衝突であり
恐竜が生息できないような気候変動


だったということ。


 

これってよく考えたら今の人間にも同じことが当てはまりますよね。
もちろん人間は恐竜のように自身の肉体を進化させることは不可能なのですが
その代わりに技術や情報網を発達させて
同じように欲望やエゴを貪り続けてきたわけで。

それが地球の存続を危うくする可能性があるというのならもちろん

いずれ恐竜と同じ運命を辿ることは間違いない

と思います。


恐竜の絶滅そして地球の再生から6500万年かけて
今また地球の存続の危機に直面し。
はたして地球がこの先どういう手段を選ぶのかは恐竜が全部教えてくれている。


 

結局恐竜だけでなく地球上の6割の生命が絶滅したと言われる6500万年前。
それを乗り越えたのは
小型化して空に逃げた鳥類の一部と水中に逃げたワニや亀の祖先。
そして地中に逃げた小型の哺乳類の一部だと言われています。

そこにこの先の人間が進むべき道のヒントが隠されているような気がしてならないんですけどね。
もちろん滅びゆく地球を捨てて別の惑星へ
などと企んでる連中が真っ先に淘汰されると思いますがデレデレ

 

蛍全盛期です。

写真ではこれが限界。