たまに食事中のお客さんがむせてるのを見かけることがあるんですが。
僕の感覚では年配の男性の方が多いような気がします。
そもそも食事中にむせる原因と言うのは
口から入れた食べ物が咽頭から食道ではなく
呼吸の通り道である気管支のほうに入ってしまったことがほとんどで。
もちろんそのまま食べ物が気管支から肺にまで到達してしまえば
人命にかかわる事なので。
それを前もって排除するためにむせるという行為で
異物を咽頭に戻す作用があるのですが。
じゃあなぜ本来食道から胃腸へと進むべきはずの食べ物が気管の方へ向かってしまうのか?
と言うと。
僕が思うにやっぱり
咀嚼が少ないから
なんじゃないですかね。
もちろん若いうちは咽頭の筋肉もまだまだ全盛なので
多少の固まりでも筋肉の力で強引に食道へと押し込むことが可能なのでしょうが。
年を取って喉の筋力が衰えてくると
固まりでは食道へも押し出せないのでどうしても
気管支のほうに流れやすい
ということなんじゃないでしょうか。
さらに喫煙や飲酒の作用で咽頭が炎症を起こしてたりすると
余計に誤嚥が増えそうな気もします。
結局は食事中にむせるのを防ぐためには
なによりもよく噛んで食べること。
そして咽頭の健康を保つために飲酒や喫煙はほどほどにして
筋力の維持のためにも
不自然な食べ物は避ける
のが一番なんじゃないですかね。
何よりみんなで楽しい食事してるときに一人だけずっとむせてたら
白い目で見られてあまりにも悲しいですもんね