一滴の余分で蕎麦の風味は消える | 注文の多い蕎麦店

注文の多い蕎麦店

人間は何を食べて命を繋いできたのか?
純粋に生きるための料理を実践し
自然に回帰することで
人間本来の生活を取り戻します。


従来の江戸蕎麦文化では蕎麦といえば
ニハ(蕎麦が8割に繋ぎの小麦が2割)が王道であったと思うのですが。

蕎麦に繋ぎを入れる目的はもちろん切れにくくすることと。
食感を滑らかにして喉越しをよくすること。
だと思うのですが。

それらは決して蕎麦の風味を引き出す目的ではなくてあくまでも

見た目をよくするため
食べやすくするため


なんですね。
僕からすれば蕎麦に水以外のものを
1ミリでも加えると

蕎麦本来の味は間違いなく衰退する

ほど繊細なものと感じてます。


もちろんそれを犠牲にするくらい繋ぎが重大な役割を担っている。
というのなら繋ぎの価値も認めざるを得ないのですが僕の経験上。
 

未だかつてそんな蕎麦に出会ったことがないショボーン

そんなことを感じた新潟のオヤマボクチ入り蕎麦屋さんの話です↓