米ドラマでナガサキするの真意 | 注文の多い蕎麦店

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アメリカで放映されてる人気ドラマ「THIS IS US」内で。

徹底的に潰してやるぞ!という意味を込めて

 

I'll be forced to Nagasaki your life and career.

お前の人生をナガサキしてやるぞ

 

という台詞が使用されていることがひっそりと問題になってます。

日本でも放送されてる事実を知りながらあえてその表現を貫いた製作陣の上から目線的な奢りに

憤りを覚えそうですが冷静に考察してみると。

 

この台詞を吐いた人の役柄はドラマ上では暴力的で野蛮な

いわばトランプ的な設定で描かれており。

あえてそういった無配慮な台詞を導入することによりアメリカの高齢者層では

 

暴虐的な日本への原爆投下は当然の行為であった

 

という世論がまだ根強く残っているのだ。

ということを強調したかったんじゃないでしょうか。

現にこの脚本を書いたダン・フォーゲルマンさんは40代でそれなりに

自国が行った実験を隠れ蓑にした原爆投下の真実にも気づいてるでしょうし。

 

批判も覚悟の上で微妙な表現方法を用い

現在アメリカで再高騰しつつある白人至上主義に警鐘を鳴らす意味合いもあったのではないでしょうか。

なのでナガサキという言葉に対し神経質的な対応をとるよりも

今アメリカだけでなく日本も含めて全世界を支配している排他的思想を冷静に考察した上で

ヒステリックな行動に走らずクリエーターの真意を汲み取れるような大らかさが必要なんじゃないですかね。

 

そんなことを感じた今回のナガサキ問題でした。

100%長崎への原爆投下は必要なかったと思います合掌。