野党が若者支持を得られない理由 | 注文の多い蕎麦店

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今の自民党安倍政権がどうのこうのと言う前に。
なぜ野党が若者からの支持を得られないのか?というと。
逆説的に野党が有権者からの支持を得るために年配者寄りの政策を掲げるより仕方ないからでしょう。

政権を握る立場からすると実際に予算をやりくりする上では
ある程度国民に負担を強いるより他ないのは当然の話で。
税金や保険金などの歳入を上げて保障費などの歳出を抑制しなければ国の経済が循環しないのだから。
もちろんあからさまに負担を強制すると国民の不満が爆発するので
だましだまし小手先の策を打ってこっそり歳入を増やすことになるのですね。

野党からすれば実際の経済政策は後回しでとにかく政権を奪取ることが最善策になるので
そういった国民の不満を拾い上げて調子のいいことばかり掲げることになるのですが。
実際には国民の世代によってその不満の中身は違うわけで
年配者にも若者にも美味しい話を両立させるというのはまず無理な話です。
そうなると野党としてはどうしても投票率の高い年配者向けの制作を押していくより他ないのですね。

具体的に言えば。
消費税増額ストップだとか年金支給額増加だとか被介護保険料削減だとかのマニュフェストを掲げるわけですが。
必然的にそれらを実現するためには新たな歳入が必要なわけでそうなるとその財源は。
年金支払額の増加や介護保険料の増加と
今現在国の財政を支えてる若者から中堅層への負担増に頼るより仕方ないわけです。
もちろんそんなことをあからさまに曝け出すと若者層からそっぽを向かれてしまうので
若者には時給1500円実現しますよ。
みたいな美味しい餌を持ち出してくるのですが国の中で循環している資本は一つしかないのだから
それらが全て両立するわけがないのですよ。

そう指摘すると。
いや国の無駄使いをカットしていけばそれくらいの財源はいくらでもかき集めれるのだ。
と言って国が大混乱したのがあの前民主党政権時代のこと。

もちろん今の若者たちは年寄りたち以上に現代の溢れかえった情報を取捨選択して
正確なものだけを抽出する能力に長けてますので。
野党の言う甘い言葉が実現不可能なことは百も承知なわけです。
だから野党が年寄り票を獲得するために年配者に寄り添った政策を掲げれば掲げるほど
若者はそんな二枚舌の御伽噺から醒めていく。
という構図なのですね。

だから今の政権が若者から支持されている。
というわけではなくて対立する野党を白けた目で見ている。
というのが実際のところでしょう。
それが投票率に如実に表れてると思いますけどね。

そんな僕は元から政治に頼るような人生はとっくの昔に放棄してますので
消費税が上がろうが年金負担が増えようがただただ一日でも長く厨房に立てるように
自分自身と向き合ってるので誰が首相になろうがどこの党が政権を獲ろうがまるで興味ないんですけどね。
あ。もちろん投票はしましたよ。権利ですから。
もし蕎麦好きの政治家が現れて蕎麦屋は税金免除してくれるというのなら全力で応援するんですけど照れ