先日政府が開催した経済財政諮問会議において。
最低賃金の全国平均値をより早い段階で１０００円に引き上げる。
という施策が提言されました。
現在の最低賃金全国平均額は約８７４円。
これを千円に引き上げるということは年間約９％の引き上げということであり
恐らく来年度中には一気に１０％近く最低賃金が上昇することが確実となりました。
政府の思惑では都市部ではなく地方の消費力を引き上げるためには
地方の賃金を都市部並みに増額させよう。
ということなのでしょうが。
賃金を払う側からしてみれば。
利益が上がってないのに賃金ベースが無理矢理上昇させられるなら
雇い止めをしてAIを導入するなり個人で経営できるようなスタイルに効率化するより仕方ないんじゃないでしょうか。
そうなると消費を促すために賃金を上げたのに
実際に働ける場所が減少するだけで地方の消費力はさらに減速傾向になるのでは？
実際問題うちもこれ以上経費が圧迫されるとさすがに苦しいので
一人で調理接客できるようなカウンタースタイルに変更しようかな？
とも考えてます。
もちろん今すぐにというわけにはいかないので
とりあえずは値上げに踏み切るより仕方ないのですが・・・
まあとにかく政府の浅はかな皮算用で経営規模を縮小する飲食店が増えるのは間違いないと思います。
逆に言えば個人で細かなところまで管理できる店が多くなるということなので
まともなご飯が食べられる機会が増えるのかもしれませんけどね。
まともなご飯を認識できる人が増大するかどうかは別問題ですけど