ゲノム編集食品は確実に消える | 注文の多い蕎麦店

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厚生労働省が今夏よりゲノム編集にて生産栽培した食品の流通を
原則安全審査なしの国への届け出のみで許可する見通しとなりました。
これでゲノム編集食品が実際に販売されると世界初の事例となります。
ここでゲノム編集食品って何?っていう方のためにざっくり説明すると。

遺伝子組み換え食品が他の植物や生物の遺伝子を埋め込んで
害虫や気候に対する耐性を人工的に作り出し自然界では存在し得ない作物を作り出すのに対し。
ゲノム編集食品はその食品の遺伝子自体を切り取ったり貼り付けたりして
突然変異でも起こりうるような遺伝子変異を人工的に操作して作物を作り替える。
みたいな感じです。

例えば筑波大が開発した血圧抑制効果のあるGABA含有量を増やす目的でゲノム編集したトマトや
近大と京大が共同開発した筋肉量が1.2倍あるゲノム編集真鯛などがそれに該当します。

それにしても人種的性格上法改正においては慎重すぎるほど慎重な日本の法制が
こと食品の分野に限れば先日の種子法の廃止にも見られるように驚くほど迅速な対応で改変されるのはなぜなんでしょうね。
まあ実際に今夏の流通に向けては色んな方面から足の引っ張り合いが繰り広げられると思うので
そうすんなんり事が進むとは思えませんけどね。

よしんば流通にこぎ着けたとしてもびっくりするくらい値段が安くない限り恐らく消費者は様子見するんじゃないでしょうか。
アメリカで「気持ち悪い」という理由で撤退に追い込まれた腐らない遺伝子組み換えトマトみたいにね。
僕的には厳格な表示義務だけ徹底すればいっそ遺伝子組み換え食品もゲノム編集食品ばんばん流通させちゃっていいと思うんですけどね。
だってそうなればそれらの不自然な食品と顔の見える当たり前の食品の住み分けがきっちり区別されることになるので
そのうち明確な統計比較データが出るようになれば必ずGMOやゲノム編集は淘汰されていくと思うから。
もちろん僕はGMOにも近大マグロにも一切手を出さないですけどね。
と言ってもデータ自体がゲノム編集されるようになったら終わりですけど笑い泣き