少数民族の素を引き出す女写真家 | 注文の多い蕎麦店

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人間は何を食べて命を繋いできたのか?
純粋に生きるための料理を実践し
自然に回帰することで
人間本来の生活を取り戻します。


アフリカを中心にした少数民族に脚光を浴びせた写真家として有名な
ヨシダナギさんの写真展が大丸京都店で開催されてます。
(藤井大丸ではないです僕は藤井大丸の中を延々と彷徨ってしまいました)


 

彼女の作品の特徴は下手をすれば狩られてしまうかもしれないほどコミュニケーションの取りにくい部族の人たちの心身を解放させて
見事なポージングと素の表情を引き出していることなのですが。

この斬新すぎる作品に対して一部の否定的な一般論者からは
何も知らない少数民族を面白おかしく扱って不謹慎だ!
なんて声も上がってるらしいのですが。


 

僕にしたら彼らのこんな自然な表情を引き出すには生半可なコミュニケーションでは足りないだろうし。
恐らくこれらの写真を一枚撮るために彼女がどれだけ彼らの生活に密着したのだろうか?
というのが想像できるので作品の外っ面だけ見て批判ばかり繰り返す人の心情にはどうにも寄り添えないですよね。

ベルベル人(北アフリカ)
 

 

アファール族(エチオピア)

 


 

トゥアレグ族(北西アフリカ)
 

 

ヒンバ族(ナミビア)
 

 

スリ族(エチオピア)
 

 

カラム族(パプアニューギニア)
 

 

フリ族(パプアニューギニア)
 

 

オモマサライ族(パプアニューギニア)
 

 

アサロ族(パプアニューギニア)
 

 

カヤポ族(ブラジルアマゾン)
 

 

ヤワナワ族(ブラジルアマゾン)
 

 

エナウェネナウェ族(ブラジルアマゾン)


 

皆さんもうお気付きでしょうがこの写真展。
写真撮影オールフリーです。

以前観に行った蜷川実花さんの写真展と同じで。
現代では徒労の割に何の価値も産み出さないしょーもない著作権に固執するよりも。
著作権フリーにしてお客さん自身が広告媒体となってSNSで拡散してもらう方が
余程宣伝効果があるということを作者本人がしっかり把握しているのですね。

↓これ僕の一番お気に入り。PCの壁紙に君臨しました。


 

それを裏付けるかのように大丸京都店というそれほど集客効果の見込めない場所(特に若者層には)にも関わらずかなりの人出でした。
時間の合う方は是非ヨシダナギの世界観に触れてみてください。いろんな細胞が刺激されますよ。

↓安心してください右がヨシダナギさんです爆  笑


 

ヨシダナギ写真展HEROES2019は4月2日(火)まで大丸京都店6階大丸ミュージアムにて。