O-157感染惣菜店閉鎖は親会社の足切りか | 注文の多い蕎麦店

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先日埼玉県と群馬県で発生したO-157による集団食中毒問題。
最終的に感染源となったスーパー惣菜店が感染経路を特定できないまま全17店舗が閉店という事態にまで追い込まれてしまいました。
菌が原因で3歳の幼児が死亡したとは言えそこまでしなくちゃいけないのかな?
というのが僕の率直な感想です。

とは言っても惣菜店の「でりしゃす」を運営するフレッシュコーポレーションはフジマート、アバンセなど
関東圏に全46店舗を展開するスーパーマーケット食品業がメイン事業ですので。
惣菜店の閉鎖は感染経路が特定されスーパーマーケット業自体に悪影響が及ぶ前に
「でりしゃす」を足切りすることで被害を最小限に抑えようとする姑息な作戦とも捉えられるので何とも言えないですけどね。

しかもフレッシュコーポレーションの親会社は牛丼チェーン店の「すき家」などを運営するゼンショーグループですので
もしかしたら「でりしゃす」全店舗の首切りはゼンショーグループに火の粉が降りかかる前に事態の収束を図った同グループの指示による判断だった可能性もあります。
どちらにせよ感染源の惣菜店が全て閉鎖されたことにより保健所による食中毒菌の感染経路特定は事実上不可能になりますので
この問題は恐らくそのうち自然消滅していくことになるのでしょう。

確かに原因が特定されないままある意味「逃げ」を打ったスーパーのやり方も嚥下できないものがありますが
そこまでして原因を追及して菌を悪者扱いする社会の風潮もどうかと思いますよ。
細菌やウイルスも歴とした生命体なのだしもうちょっと菌と共存するというか世の中から菌を抹殺するのではなくて
人間が菌に負けないように免疫力を上げていくとかそういう方向性に行かないものかなあ・・・
 

まあ今回の問題で全国的に惣菜店の売上は落ち込んでるようですし
これを期に家庭で作る安全な食事というものに目が向いてくれればいいんですけどね。
ついでのついでに超安心安全な蕎麦屋もネ(≧∇≦)