微笑みの国 タイ王国放浪記 | 注文の多い蕎麦店

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人間は何を食べて命を繋いできたのか?
純粋に生きるための料理を実践し
自然に回帰することで
人間本来の生活を取り戻します。

真夜中のデンパサール空港。
そぞろ歩く搭乗者の流れに身を任せ
空港ゲートを出ればそこは。

蒸し風呂だった。

気温が高いだけではない。
地面から沸き立つような熱気。
まるでサウナ。
それが僕のタイ王国への第一印象でした。

今回も空港で友達と待ち合わせ。
前回の中国旅行と違うのは
放浪する気満々なこと(笑)
慣れとは怖いものです。

とりあえずの拠点はバンコクの中心地。
カオサンストリート。

バックパッカーなら知らない者はいない。
というくらい放浪者のメッカ。
一旦ここで地慣れしてからというパターン。
何しろここは英語が使える。
場所によっては日本語さえ。

それにしても行き交う人々の顔、顔、顔。

いったいここはどこの国なんだ。
西洋人、アジア人、中東、アフリカ・・・
あらゆる人種のルツボ。
これが微笑みの国の真相。

マイペンライ。
英語に訳すとドントマインド。
気にするな。お好きにどうぞ。

このマイペンライを巧みに利用した外国人。
もちろん日本人も含む。
蝕まれた国家はまさにカオス。
混沌状態。

結局僕はこのカオスに慣れることはありませんでした。

水上マーケット、王宮などの観光地が表なら。
外国人がたむろするカオサン及び風俗街が裏。
このぐちゃぐちゃ感が世捨て人達にとってはたまらないのでしょうが。
僕にはその厭世家たちの存在がたまらない(苦笑)

とりあえずムエタイ観戦やバザール。
王宮観光に夜の街。
そういや人体のホルマリン漬けも見にいったなあ。
ちゃちゃっと主要スポットを一週間でこなし。

とにかく違うところへ。
外国人のいないところ・・・はまずありません。
この国家のいたるところ。
まるでアメーバのように侵食した異国人たち。

さあどうしよう。北ならチェンマイ。南なら海上の島々。
気分的にはチェンマイに惹かれるんだが・・・

やっぱ海だな。なんか楽しそう。
プーケットにピーピー島。
異国の地で開放的になった女の子たちと・・・
走り出した妄想はもう止められません(笑)

いざ南の島へ。

続く。