中途半端な地元推しは逆にマイナス そば茶屋小倉(滋賀・信楽) | 蕎ばログ

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蕎麦屋が蕎麦屋を食べ歩く。一般人とは異なる同業者としての視点でシビアに鋭くタブーに突っ込みます。
技術や味云々よりも料理や蕎麦に対する信念、哲学、お客様への配慮等そういった方面から観察したいと思います。


2024・4月訪問

宇治から近江方面に向かう幹線道路沿い。
近くに窯元がたくさんあるので観光需要のほうが多そう。

外観は普通の民家です。


 

中も同じく。


 

高齢の御夫婦がゆったり営業されてるので接客サービスもそんな感じ。
誰も出てこないのでわざわざ台所に入って来訪を告げる。
そういうシステムでした。

メニューはこちらのみ。


 

ちょっと安い。

しかもさらに安いうどんまであるし汗

鴨が南蛮しか見当たらなかったので天ざるで。


 

天ぷら。

 

 

海老2本春菊茄子玉ねぎかき揚げ南瓜さつま芋と
やはり糖質が多い。

そしてお蕎麦。


 

福井大野在来と地元信楽産のキタワセを半々くらいのブレンドで自家製粉挽きぐるみの微粉十割。

温めに仕上げてあるので大野らしい野趣的な玄蕎麦の風味がするがいかんせん。

かなり短い

箸でつまむのも一苦労するほどだったので
玄蕎麦の選択か保存管理に問題があるのかもしれない。


 

あとどうしても信楽産のキタワセが大野の風味を阻害してるような。
どうせ使うなら信楽の一本にして自分のところでしっかり玄蕎麦を管理しないと。
中途半端な地産地消は逆に素材の良さを消してしまうことにも繋がる。

そこそこ高齢の店主さんだったのでここから新しい挑戦を求めるのも酷かもしれないが。
自分自身の健康さえきっちり管理できれば生まれてきてから何年などという数字に何の意味もなくなるので。
どうにかもう一花咲かせてほしい。

 

そば茶屋小倉

滋賀県甲賀市信楽町江田191−1

 

 
食後日野町まで移動して南山王日枝神社へ。
 
 
この日は南山王祭が開催されるということで
境内にはホイノボリと呼ばれる花飾りがたくさん・・・
 
 
あれ?なんもない汗
 
と思ったら雨も近いしすでに撤収したとのこと残念。
天気が良かったらこんなのが広場を埋め尽くすはずでした。
 
 
まあ僕にとっては花より蕎麦のほうが大事なのでチュー