90歳おばあちゃんの手打ち蕎麦 そば茶屋 (徳島・三好) | 蕎ばログ

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蕎麦屋が蕎麦屋を食べ歩く。一般人とは異なる同業者としての視点でシビアに鋭くタブーに突っ込みます。
技術や味云々よりも料理や蕎麦に対する信念、哲学、お客様への配慮等そういった方面から観察したいと思います。


2021・7月訪問

高知市内のネカフェを早朝に出発して

とにかく土佐に来たならここは外せない。ということで

 

桂浜。

やっぱりスケールがでかい。

 


 

そして高知城。

 

 

ついで土佐神社。

 

 

これで高知観光終了早っ笑

 

高知から大歩危に向かう途中の峠道にあるのがこちらのお店。


 

ロケーションから想像するにドライブイン的な扱いになるのかもしれませんが。
何とこちらびっくりするくらいのおばあちゃんが

 

しかも一人で

営業されてます。
推定するに多分90歳越えてるんじゃないですかね。
ほんとこっちが気を使うくらい笑

メニューはこちらだけ。

 


 

そばとざるそばの違い尋ねたんですが
恐らくもう聴覚もほとんど機能してないのでしょう。

一切通じ合えませんでした

仕方ないのでざる蕎麦と豚汁を指差し確認で注文。


 

豚汁。

 


 

ごく家庭的な味わいの味噌汁です。
もちろんおばあちゃん一人で作ってるので

びっくりするくらいマイペースで

提供されます。
これで200円というのだから信じられない。

戦後の相場から抜け切れてないんじゃないだろうか。
そしてお蕎麦。


 

産地どこ?って駄目もとで大きな声で聞いてみたのですがやはり
 

一切通じ合えませんでした

国内産と書いてあるので地元の祖谷在来ではないと思います。
恐らく北海道か。

蕎麦は祖谷の特徴らしく
平打ちで短い挽きぐるみのぼそぼそした食感。
お世辞にも美味しいとは言えないのですが
蕎麦はわたしが作ってる。
と仰有ってた通り。

その年で曲がりなりにも蕎麦が打てて

しかも一人で店を切り盛り出来ている

ということだけで素晴らしいと思います。
うちも見習わないとな。

さうがに厨房に立ってる90歳の自分を想像できないけどチュー

 

後でネットで調べたら何と

 

今年で94歳だそうです!

 

 

そば茶屋

徳島県三好市山城町下名31−15