花の命 | 東四ヶ一の庄

東四ヶ一の庄

実家を離れて40数年。もう帰ることはないだろうと
思っていたこのまちに戻ってきました。
「東四ヶ一の庄」とは、私の愛読書『ホビットの冒険』
『指輪物語』の主人公の家があるところです。

4月8日に駅の方まで出かけたとき、仲見世通りで若いお坊さんたちからバラの花をいただいた。

 

お釈迦様の生まれた日のお祝い「花まつり」を商店街の一角でやっていたのだ。

前の職場の近くに気さくな住職さんのいるお寺があって、そこの花まつりに何度か行ったなあ、と思いながら、小さいお釈迦様に甘茶をかけ、甘茶を一杯いただき、そして「花まつりですから花のプレゼントです」とバラをもらったのだ。

 

あまりにも色ムラのないショッキングピンクのバラで、棘も見当たらず、私は造花だと思い込んで、家に帰ってからそのへんのかごにそのまま立てて、忘れていた。

 

それが、ゆうべふと見るとぐったりしていた。

 

造花がぐったりするわけがない。

すると、生花だったのか。

 

急いで花を包んでいたセロファンをむしり取り、茎を水切りして先をつぶし、コップに生けた。

ごめんねごめんねごめんね。

そういえば、茎の先にアルミフォイルが巻いてあった。そのおかげで2日もほったらかしで、なんとか頑張っていたのか。

 

今朝見ると、まあまあ復活していた。良かった。

(セロファンをむしり取ったときに花びらを少し傷めてしまった。ごめんね)

せっかく切り花になった花の命、何日保たせてあげられるだろう。