大型連休とは縁のない生活になったけれど、毎日の中になんとなく「連休♪」の雰囲気が忍び込んでくる。
この街では、毎日正午になると地域のあちこちに立っているスピーカーから「市の歌」のメロディが流れてくる。(夕方17:00には別の曲が流れる)
それが、4月29日から「こいのぼり」のメロディになった。
毎年この時期には河原でこいのぼりフェスティバルが行われる。
名産の、アジの開きの形をした「アジ開きのぼり」も。
一昨年は夫と見に来た。
去年は五月を楽しむゆとりはなかった。
今年は河原には下りず、橋の上から写真を撮った。風がわりと強かったので、こいのぼりたちは見事に高く泳いでいた。
この写真の次の晩から、風は強いどころではなく凄まじく吹き荒れた。風が強くなり始めた夕方、バス通りを歩いていたら、突然大きな音がして、見ると廃業した店の二階の羽目板がはずれて落ちるところだった。
私が歩いていたのは道の反対側だったけれど、その店の側を歩いていたらぶつかったかもしれない、と思った。見ると、ほかにもぶらぶらしている羽目板が何枚かあり、一枚は完全にひっくり返って、一箇所だけで留まっているように見えた。
人が住んでいるようには見えなかった。中に人がいたら、あの音に気付くんじゃないだろうか。
目の前のバス通りは車もけっこう通る。危ない、と思った。
そこからさほど遠くないところに消防署があり、そこで羽目板の飛んだ家があること、はずれそうな板が他にもあることを知らせた。
こういうとき消防署に来てよかったですか、どこに言うのがいいでしょうか、と聞くと「消防署でいいですよ。必要なら我々が関係の役所などに連絡します」と言ってくれた。
場所を説明して、対応します、と言ってもらえて、名前と連絡先を告げて帰った。
次の日、気になって買い物ついでに見てみると、外れかけの羽目板がロープで縛ってあった。
その次の日、全体が別の板で覆われていた。
ああ良かった。
今日は曇り。風もさほど強くない。こいのぼりは昨日で終わり、今頃はたたまれてどこかにしまってあるのだろう。


