東四ヶ一の庄

東四ヶ一の庄

実家を離れて40数年。もう帰ることはないだろうと
思っていたこのまちに戻ってきました。
「東四ヶ一の庄」とは、私の愛読書『ホビットの冒険』
『指輪物語』の主人公の家があるところです。

大型連休とは縁のない生活になったけれど、毎日の中になんとなく「連休♪」の雰囲気が忍び込んでくる。

 

この街では、毎日正午になると地域のあちこちに立っているスピーカーから「市の歌」のメロディが流れてくる。(夕方17:00には別の曲が流れる)

それが、4月29日から「こいのぼり」のメロディになった。

 

毎年この時期には河原でこいのぼりフェスティバルが行われる。

名産の、アジの開きの形をした「アジ開きのぼり」も。

一昨年は夫と見に来た。

 

 

去年は五月を楽しむゆとりはなかった。

 

今年は河原には下りず、橋の上から写真を撮った。風がわりと強かったので、こいのぼりたちは見事に高く泳いでいた。

 

この写真の次の晩から、風は強いどころではなく凄まじく吹き荒れた。風が強くなり始めた夕方、バス通りを歩いていたら、突然大きな音がして、見ると廃業した店の二階の羽目板がはずれて落ちるところだった。

 

私が歩いていたのは道の反対側だったけれど、その店の側を歩いていたらぶつかったかもしれない、と思った。見ると、ほかにもぶらぶらしている羽目板が何枚かあり、一枚は完全にひっくり返って、一箇所だけで留まっているように見えた。

 

人が住んでいるようには見えなかった。中に人がいたら、あの音に気付くんじゃないだろうか。

 

目の前のバス通りは車もけっこう通る。危ない、と思った。

 

そこからさほど遠くないところに消防署があり、そこで羽目板の飛んだ家があること、はずれそうな板が他にもあることを知らせた。

 

こういうとき消防署に来てよかったですか、どこに言うのがいいでしょうか、と聞くと「消防署でいいですよ。必要なら我々が関係の役所などに連絡します」と言ってくれた。

場所を説明して、対応します、と言ってもらえて、名前と連絡先を告げて帰った。

 

次の日、気になって買い物ついでに見てみると、外れかけの羽目板がロープで縛ってあった。

その次の日、全体が別の板で覆われていた。

 

ああ良かった。

 

今日は曇り。風もさほど強くない。こいのぼりは昨日で終わり、今頃はたたまれてどこかにしまってあるのだろう。