市制100周年 | 東四ヶ一の庄

東四ヶ一の庄

実家を離れて40数年。もう帰ることはないだろうと
思っていたこのまちに戻ってきました。
「東四ヶ一の庄」とは、私の愛読書『ホビットの冒険』
『指輪物語』の主人公の家があるところです。

狩野川にかかる歩行者専用の橋を駅の方に向かって渡ると公園がある。

今日、そこでイベントの準備をしていた。

イベントのとき、テントを立てるのは大変なのだ。

仕事をしていたとき、職場のフェスティバルなどで屋外にテントを立てるのが一仕事だった。テント立てが好きな人もいるのかもしれないけれど(いるのか?)私には結構ストレスだった。

 

まず、近隣の小学校から必要な数のテントを借りる手はずを整える。

いよいよ借りに行く日は、電話番の職員だけ(2名)残して、総動員でテントを取りに行く。体育館の倉庫とか、プールの脇の物置などに積んであるテントと付属品を、バケツリレーのように運んで車に積み込む。

学校のテントは重くて古い(お借りする立場でなんということを)。長い支柱と短い支柱、この支柱にはこのテント布、ややこしい。

 

そして、テント奉行が現れる(私は毎年やり方を忘れるから、まあ、これはありがたい)。

「ひとり一本支柱持って。はい、あげるよ〜。そこ、中に入って屋根の紐縛って」

 

退職したとき、私はもうテントを立てなくていいんだ、と思った。

ステージも出ている。

明日は土曜日。何かあるのだろうか。これまでも、通りかかったときフリーマーケットをやっていたりすることがあった。

公園の中には卓球台もある。温泉ならぬ公園卓球だ。

ラケットとボールは持って来ないといけないらしい。

 

後から、明日23日は市制100周年記念のマラソン大会があると知った。

明日の天気はあまり良くないらしい。でも、マラソン大会は雨天決行とのこと。せめて、走るころに雨は降らないであげてほしい。

 

100年目の街は、(どこもそうなのかもしれないけれど)高齢化が進んでいるように思う。(移住してきた私だってバーサンなのだ)閉店セールをやっている店もある。またシャッターの店が増えるのだ。

 

空き家になったビルの階段にヒメツルソバが咲いていた。またの名ポリゴナム。

この花の名前を知らなかったころ、私はこれを「砂糖菓子の花」と呼んでいた。丸いピンクの花が、金平糖のような、ケーキの飾りのような感じだったからだ。

 

秋になると、この葉は赤く色づく。これが好きで庭に植えたいと思っていたけれど、園芸店では売っていなかった。(ポリゴナムと言っても店員さんは知らなかった)それはそうだ。雑草だったのだから。

けれど、どこから来たのか、いつのまにか溝からつつましやかに生えてきて、少しずつ庭に増えてくれたのが嬉しかった。やがて、少しずつどころかどんどんどんどん増えて、いやもうちょっとそのへんで止めといてくれないか、と思ってもさらに増え、いいかげんにしてほしいと思っても天真爛漫に増え続け、家を大家さんに明け渡すときは庭を現状復帰するのに苦労した。(ヒメツルソバだけでなく、野草と雑草が好きだったために庭は野生の王国だった)

 

嫌われている外来種。ナガミヒナゲシ。

可愛い花なのだけれど。文字通り芥子粒のように小さい種は、ひとつの実の中に星の数ほどできて、小さいために車のタイヤの溝に入ったりして全国に広がったのではないかと博物館の人に聞いたことがある。

 

近所の道端で。ツタバウンラン。

普通は薄紫だけれど、職場の近くに毎年白いツタバウンランが咲くところがあった。

 

イモカタバミ。根っこが芋のように太いらしい。

よく似た花にムラサキカタバミがある。イモカタバミは花の中心まで赤いけれど、ムラサキカタバミは花の中心が黄緑色なのだ。(「生きる植物図鑑」さんから教えてもらった)

 

顔見知りの猫に会った。

遠征してきたのか。

車に気をつけて帰ってください。