人と関わる | 東四ヶ一の庄

東四ヶ一の庄

実家を離れて40数年。もう帰ることはないだろうと
思っていたこのまちに戻ってきました。
「東四ヶ一の庄」とは、私の愛読書『ホビットの冒険』
『指輪物語』の主人公の家があるところです。

40年以上も住んでいなかったら、ここはもう見知らぬ街と同じ。

……というほどでもないけれど、あらためて知り合い、あらためて付き合いを始めなくてはならない。

 

まず、移住すると役所へ行く用事が増える。いろいろなものの支払いや、変更の手続きなど。

市役所までは幸い歩いて行ける。

 

今日も役所へ行った。途中の道に花が咲いていた。雑草風なのだけれど、雑草にしては花が大きく(まあ、わりとデカい面をして)咲いている。でもまあ「雑草」なのだろう。

花の直径は3㎝くらいあるだろうか。葉っぱをみるとカタバミだけど、こんなに大きい花は見たことがなかった。帰ってから調べ、たぶんオオキバナカタバミだろう、と思った。

写真左上方にところどころ見える、小さい薄紫の花はおそらくフウロ。アメリカフウロかな。

春が来るとまず目につくのは黄色い花かもしれない。

 

午後から、玄関につけるインターフォンを買いに行った。両親が住んでいたころつけた「呼び鈴」は、どこかが壊れて鳴らなくなっている。そのせいで、これまで3度、郵便局の「ご不在配達票」を入れていただく羽目になった。回覧板も「留守だったので郵便受けに入れた」と言われた。

 

カメラ付きインターフォンにしようか迷ったけれど、通話のみのものにした。(何しろ値段が倍違う)私があれこれ質問したので、店舗の若いお兄さんがスマホでいろいろ検索しては「あ、こうだと思います」「あ、たぶんそうですね」と、とても丁寧に付き合ってくれた。そして、インターフォンの親機を「この子」というのが面白かった。「そうですね、この子はACアダプターでつなぐ子ですね」という感じ。彼にとって、大事な商品は皆「この子たち」なのだろうか。

 

とにかく「その子」はうちに来た。まだ取り付けてはいないけれど、ご近所付き合いをするアイテムは整った。(んじゃないかな)

 

今日の夕方の富士山は、三重の笠をかぶって春霞のような雲の中にぼんやりと浮かんでいた。

 

カタバミの葉にはシュウ酸がが含まれていて、10円玉を葉っぱでこするとピカピカになる。(これも「生きる植物図鑑」さんに教えてもらった)オオキバナカタバミの葉を摘んで帰って10円玉を磨いてみた。

 

                   葉っぱ使用前。

                   使用後。

写真だとあまり変わって見えないけど、ほんとにピカピカになって嬉しいです。