カサカサ…
カサ…サワ。
青葉が風に擦れあっている森林の中で
ふと隙間から眩しいくらいの光が射す。
何故か締め付けられた胸に
乱射した光源が綺麗な虹色に。
ピンクに染まった木々から惜しむように散っていく余韻が遺り新緑映える夏のようで違和感の否めない日々に
いつになく
余韻から離れずに
弱い自分が顔をだす。
ただ
強さの中の脆さが
欠けたパズルのワンピースのようで
牙城に迫る。
孤独に強いのではなく温かく見守ってくれている何かがそうさせた。
ただその異空間に脚を踏み入れた感が否めない日々に。
リアルな柔らかな温もりを
ただ欲してるのかな…
唯一(ただそれだけ)