音にならない波動を感じ
色の無い世界に目を覚ます。
蒸し暑さから滲む背中の汗が
季節を間違えたように
軌道を描く。
…心地よい音の先に自然と視線が向く。
無機質なコンクリートには
水面に弾かれた雨滴。。。。
頬に当たる少し冷たい風が
確かな春を感じた。
もっとちゃんと自分自身を見てよ。
こころの少し上にある何かが伝えてきた。
あなたに文字で綴る
今の気持ち
ただあなただけに綴っていなくて
不思議に繋がるこころの波動が
自分自身も鼓舞してくれていて
段々と彩る面影が朝と共に表れる。
無意識に動いた唇が
ありがとうと音に繋いだ。