述懐パキッ…パキッ…。家具が何かを伝えてくる。無機物の鋭角さに見た目以上に音で伝播する。急に寒風が肌を突き刺さる。こんな季節感など忘れてしまう程に目まぐるしく動く地に不動の貴方の優しさが時を鈍らせる。いつ…。いつ…。貴方のこころが欲している。他人を気遣い…いつ…癒されるんだい?…貴方は。自分のこころが共鳴する。