何時なんだろう?
いつもの感覚で空を見上げると
いつものように五感でたまに六感で時を感じる。
西から雨雲が急に暗闇の世界を創り出し。
一瞬で雨音が雑踏を打ち消す程の勢いで聞こえてくる。
傘を取り出す間もなく打ちつける粒に
ふと
芝犬が下をむきながら何処を目指す訳もなく歩いているのを目にした…
思わず抱きしめてやりたい衝動に駆られた。
自然の中に生きるとは…
こんな過酷な道をただひたすら歩く事もある。
芝犬のこころを感じ自らを洗い流したくなって
無音に近くなった音ではなく頬に打ち付ける大粒の雨を感じた。
すぅーっと貴方の姿が脳裏に映る…
優しくこちらに微笑みかけてる。
君も感じたんだな…
優しくこちらも微笑んだ。
君と歩いて行きたい。