マシン・ラブ:ビデオゲーム、AIと現代アート
森美術館
遅くまで開館している森美術館は、田舎者には本当に感謝しかない。17時まで回れるだけ回ってそのあと、サントリー美術館と森美術館とゆっくり回ることができる。しかし、火曜日だけは閉館時間が早い。その火曜日に無理してみてきた。
現代美術を多方面から見せてくれる森美術館。このマシン・ラブ:ビデオゲームという題材から、てっきりテレビゲームを展示の中心かと思ったら、そうではなく、この題材の通りビデオゲームと現代アートという感じだった。入ってすぐにあるヒューマンワンという作品。箱がゆっくり回りながら映像が流れる作品だけで30分は見ることができる。作品だけ見ていると、なんら違和感を感じないのだが、帰ってこの作品を作るとしたら、どのように映像を構成すればいいのだろうと思うと、これを作品にするのが如何に大変だったのではないかと思う。
こうして展示物を見ていると、今のテレビーゲームが如何にものすごいレベルで私たちに見せてくれているのかとわかる。それを製作するのにものすごい労力が必要なんだろうと考えさせられる。私たちは、この出来た作品だけしか見るとができないが、それを製作している人間の過程を見せてほしいかった。この作品を1点製作するのに、企画から初めて何ヶ月かかっているのかなど。また、作品を製作するに当たりAIを使っているいるかなど。
