終わった介護日記 その1 | 駄目人間のブログ

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申し訳ございません。無駄なことばかり書いて無駄に容量を使わせてもらってます。ネットの害です。

朝から実家に行って、部屋の片付け中に見つけた父の遺言から死んでからやらないとならない事が書かれた書類を開けに行った。現場検証が無ければ、葬式の前にこの書類だけは先にとって来たかった。それを葬式が終わってから開けに行った。

葬式に関して何項目かあって、そのうちの二つを守れなかった。一つは書けないが、一つは棺の前に薄紫の菊を供えて欲しいと書いてあった。この日、数件の花屋に行ったが無かった。これも、父は私の性格を知っていて、探す事に落ち込まないようにとしたんじゃないかと思う。数枚めくると、遺言が2通入っていた。一通は家庭裁判所での開封と必ず1人で開封し誰にも見せない事と書いた私宛だった。封筒の中に山ほど紙が入っていて、その中の半分はここでは書けない内容の物と、葬儀の事やら事務的な内容が書かれていた。てっきり、お前は!!と説教が書いてあると思った。最期に良い人生でしたと書かれていた。年末の喧嘩から介護らしい介護もしないで、施設に入りたいとか生きるのを諦めたとか言わせていた。この遺言は多分5年くらい前に書いた物だから、きっと死ぬ間際はそう思って無かったと思うと、涙が溢れて止まらなくなった。父を殺してしまったと深い後悔しかない。

何もせず、ひたすら自分を責め続けていたかったけど、やらないとならない事がある。

まずは家庭裁判所に遺書の開封をお願いする為の必要な書類を揃える。そのため、昼から証明センターに行き謄本やらを取りに行く。まだ、亡くなって早すぎるので処理が終わってないと、説明を受けるが全く頭で理解ができない。歩いていると、ふと頭を色々よぎってしまい涙がでてくる。その帰りに生前父とお世話になった司法書士の方に、生前からお礼に行くようにと言われていたので、お菓子を買いに行った。お菓子を見ていると、こんなの食べてあげたかったと、自分が嫌になる。そのあとの記憶がない。夜、急ぎの仕事があったので、夜中、香典返しを持って職場に行って2時間くらい仕事をした。

 

遺骨は自分が寝ている部屋に置いた。奥さんに化けて出てきそと言って居間で寝た。骨箱を見ると、ただただ自分が殺してしまったと言う罪悪感と1人で寝るのが寂しくて寝れない。