終わった介護日記 その2 | 駄目人間のブログ

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申し訳ございません。無駄なことばかり書いて無駄に容量を使わせてもらってます。ネットの害です。

今日は早起きして実家のゴミを捨てに行った。実家に行くとマンションの管理人さんがいたので、無事に葬儀が終わりました。色々お世話になりましたと伝えた。ゴミを捨て、銀行に行き通帳を紛失について話しを聞きに行った。まず、本人の生前からの戸籍謄本が必要らしい。多分、紐付けされるまで2週間くらいかかるようだ他にも何か説明してくれたけど、思考能力が無いので頭に入らない。

銀行から帰って、燃えるゴミとして、40リットルのゴミ袋にどんどん入れていく。けど、途中で捨てられなくなる。父のスーツが何着も出てきた。着れたら持って帰ろうと思ったけど、一回り小さく着れなかった。けど、父がこのスーツを着て働いて育ててくれたと思うと捨てる事ができなかった。そんな事をしていたら、全く捨てる事が出来なくなり、ゴミを捨てるのはやめた。

それとマンションの名義変更をしないとならないので、法務局の無料相談所の予約をするが、数日予約でとらないらしい。出来るだけ、早い日でお願いした。

すると、突然チャイムが鳴って出てみると、マンションの理事長が香典を持ってこられた。ゴミの時に意地悪な人かと思っていたら、お父さんにはとてもお世話になりましたと、とても感じのよい方だった。管理人さんの話しだと父と同じくらいの年齢の人で、父もこのくらい元気だったらと悔やまれる。後日、改まってご挨拶に伺うと伝える。

午後から、父の年金の処理に行かないとならないので、お昼ご飯を食べて年金事務所に行く。本来ならここも予約順らしいが、空いているタイミングで話を聞いてもらう。そこそこ必要書類を用意して行ったつもりだが、数点足りないので揃い次第郵送してくださいと言われた。送って頂ければ年金の処理は全て終わるそうだ。

このあと区役所に向かう。転勤時期とあって、ものすごい人で住所変更は2時間待ちになっていた。受付で何処に行けば良いか聞いて、窓口の整理券をもらい、一つ一つ処理をしていく。区役所の方は思考能力が止まっている人間に対して、とても親切に事務的に処理してくれる。区役所にはおくやみセンターがあったので、事務処理の忘れてないか確認をお願いした。一つ一つ説明して頂き、完璧ですと言われた。あとは敬老カードの残高精算だけですと言われた。ふと、何処かで見たとき父の病院の診察券など入っている鞄をみるとあったので、持って行くと後日通帳に振り込みますと言われた。残高が7000円も入っていたのを見て、また涙が出てきた。多分、まだバスや電車に乗って色々行こうと思い10000円を入れたんだろうと思うと、入れてから三千円でバスにも乗れなかったと思うと辛くなって、急に身体が重くなり動けなくなった。なんとか蕎麦屋まで行き蕎麦を食べ自宅に帰ってきた。それから、数時間寝てしまい今起きた。

これを書いているとき、自分にとって父のいない世の中って、真っ暗な世界を歩いていくようしか思えない。それを歩いていくのが怖い。この喪失感が辛すぎる。

昨日、今日と街中を歩いていると、こんな辛い事を皆んな乗り越えてきていると思うと、どうやって乗り越えたんだろうと思ってしまう。

 

ウクライナやイスラエルで起きている事。人の命が軽すぎると思ってしまう。

 

こんな事を書き続けてるのは、出来るだけこの時の感情を残したいから。