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８０年代にあのデビッドリンチが何故SF映画を作ったのか？そして何故、あれだけ面白くない映画を作ったのだろうと思っていたが、この映画が公開されるにあたってネットで検索すると、色々な理由がわかる。
さて、このデューンも当初予定していた監督から変わって最後に、ドゥニヴィルヌーブに落ちつたらしい。ただ、このドゥニヴィルヌーブは、以前からこの原作には興味があったようで、当初から前後２作品で作りたかったのが条件らしく、今回はその前半部分になるらしい。見ていて多少なりともデビッドリンチ版を思い出すかと思ったが、スティングの登場シーンが重なるシーンを探したが、全くわからなかったというか、デビッドリンチ版が全くを持って記憶にない。
何故、このデューンがこれだけ映画化になるのか、疑問に思っていたが、とにかく原作がとてもよくできているらしい。
さて、この映画だけど、ドゥニヴィルヌーブの映画は、ブレードランナー２０４９もメッセージもそうだが、とになく映像が素晴らしい。この映画も、ブレードランナー２０４９のような世界観で映画の中に引き込んでくれる。ただ、彼の映画の狙うところがあまり好きではないようで、ブレードランナー２０４９もメッセージと同じように映像はすごいんだけど・・・というような感想になってしまう。原作を読んでいないから、なんとも言えないけど、かなり複雑なストーリーをできるだけ観客にわかりやすく脚本には落としているのであろうけど、無駄なシーンをもう少し整理して、その背後にある事情をもう少し丁寧に説明してほしかった。あと、バカなので横文字が多すぎて微妙についていけなくなってしまった。
それでも、なかなか見応えのある映画。