自動販売機の空き缶収集箱の横に、

「なぜ捨てる 

口付け交わした 仲なのに」

「たった今 

口付け交わして 捨てられる」と

書かれた標語があります。

これは、

ある都市の

ボイ捨て防止キャンペーンの事例です。

購入者の気分転換を図ったり、

栄養素の摂取をしたりと、

清涼飲料を体内に運んでくれた

缶やペットボトルは、

内容物を美しく衛生的に守ってくれます。

直前まで貴重な役割を果たした容器は、

すべて生きている

「物」といえるでしょう。

手放す際には頭を下げ、

「ありがとうございました」と思い、

資源として再生されることを願って、

礼を尽くすことが大切なのです。

物との別れについて、

「片づけコンサルタント」の近藤麻理恵氏は、

「今はもうときめかなくなったモノを捨てる。

それは、

モノにとっては新たな門出ともいえる

儀式なのです。

その門出を祝福してあげてください」と説きます。

シュレッダーした紙、

ティッシュ、

爪楊枝、

菓子の包み紙等、

去り行く身近なモノの多大なる貢献に、

思いを深める習慣を持ちたいものです。
Sさんはスーパーの駐車場で、

隣の車と接触事故を起こしてしまいました。

Sさんは即座に運転者に謝り、

続いて警察と保険会社に

電話で連絡する旨を話しました。

相手から快く承諾をもらい、

即座に警察と保険会社に連絡し、

事故後の処理を粛々と進めました。

すると、

事故を起こしたにもかかわらず、

相手側から最後に

「誠意ある対応をしていただき、

ありがとうございます」と

感謝の言葉をかけられたのです。

実はSさんの接触事故は、

これが二度目でした。

重なる失敗に情けなくなりましたが、

前回の事故を教訓に、

今回の事故では素早い対応を意識したのです。

そして、

相手に感謝はされたものの、

注意に注意を重ねていこうと

更に気を引き締めたのです。

重なった失敗に対しては、

その事実を真摯に受け止めることです。

再発防止に努めることによって、

今まで以上に注意力と緊張感が増していきます。

失敗は尊い月謝です。

十分に反省した後は、

それを次に活かしたいものです。

$鬼瓦権蔵の心の叫び 言葉遊び 道徳


マーガレット・サッチャー 

鉄の女の涙


単なる伝記映画ではない。

ある意味、


極力ドラマ性を排除した物語、

といってもいい。

何故なら、

ストリープのメイクばかりが注目されているけれど、

実はこの作品、

サッチャー版「王様と私」だから。

信念を貫き通すことに凝り固まっている

英国首相とその気持ちを

とか揉み解そうとする夫。

劇中で「シャル・ウィ・ダンス?」が

引用されていることでもわかるとおり、

監督のフィリダ・ロイドは前作

「マンマ・ミーア」で起用したストリープを

また主役にして「王様と私」を

現代に再現しようとした。

ただし、全く歌無しの、

実在した政治家の物語として。

だからこの映画にドラマ性を

求めてもあまり意味はない、

歌なしのミュージカルは、

サッチャーの亡夫が幻影として現れる

段階でファンタジーとなっているのだから。

何しろ老人性認知症が進んだサッチャーが、

すでにいない亡父の幻覚に悩まされながら、

政治家人生を振り返るのだ。

時に幻が老いた彼女を茶化し、

時に彼女を労わるのだ。

これだけで、

単なる伝記映画でないことはわかるし、

これではまだ存命のサッチャーの家族や関係者が、

この作品に苛立ちを隠せないのもむりはない。

でもこの構成は、

公私を問わずサッチャー自身が

歩んできたを巧く捉えている。

特に幻影となって現れる亡夫デニスは、

「鉄の女」として知られている

妻の心の弱点を、

死してなおついてくる。

勿論それは英国特有の

アイロニカルでコミカルな側面を持っていて、

それはピエロのような存在だけれども、

表舞台では窺い知れなかった

サッチャーの弱点を曝け出している。

勿論、

彼女が女性政治家として

困難な道を歩いてきたことに対する敬意は、

歴史的背景をきちんと示す事で、

ちゃんと描かれている。

ただし「英国王のスピーチ」と違うのは、

政治家というものが政策的な成功を勝ち得ても、

常に孤独であり、

自己の信念を貫くことで、

周囲から孤立し老いていくもの、

ということが描かれているところ。

例えば、

政権末期の閣議で閣僚を罵倒する場面。

政治家としての生命がもうすぐ

終わることを感じつつ、

キリキリとした焦燥感が観ている方にまで、

痛いほど伝わってくる。

個人的には、

彼女が敵対するものや

時に側近の者にさえ信念を曲げない、

心を許さず、

彼女があれ程強硬だったのは、

具体的にいえば、

自身が二度に渡りテロにあったということが、

大きいように思う。

幼い頃の教育や父親の影響も

あるかもしれないけれど、

そこで養われた意思の強さに加えて、

自分に敵対する人物、

組織、

国、

時に身近な人間に対する懐疑心、

恐怖心が、

人生の重荷にとなって、

彼女を強くそしてより頑固にしたのだ、

とも思う。

そして物語は再びファンタジーに戻って行く。

このラストでサッチャー首相、

いや一人の女性、

マーガレット・サッチャーは、

その人生の重荷を降ろすことが出来たのか?

多分出来たと思う。

老いて死が目の前にやって来ようとしている時、

頼れるのは、

自分の信念ではなく、

日となり陰となって自分を支えてくれた、

夫だと自覚するしたからだ。

その時、

やっとデニスの幻影は消える。

おそらくふたりは、

二人っきりで幸せな生活を

送ることが出来るだろう。
Yさんは仕事の帰り道、

カバンの底が湿っているのに気がつきました。

ペットボトルのフタが半開きで、

書類や財布などがすべて濡れてしまいました。

やり場のない悔しさに、

Yさんは溜息をつきながら後始末をし、

改めて自分のカバンの中に目をやりました。

書類や携帯電話の充電器、

家の鍵、

イヤホン、

お菓子などの乱雑な状態に、

我ながら<汚いなと感じたのです。

翌日、

新しいカバンと共に出社したYさん。

すると机の引出しの中身も同じように、

整理されていない書類や文房具が

あることに気がつきました。

再び身の回りの整理整頓が

行き届いていないことを実感したYさん。

まずは引き出しの中を整理し、

必要な物はすぐに取り出せるようにしました。

乱雑な扱い方が続くと、

それが当たり前になりがちです。

Yさんのように、

何かが起こってから事に気づくようでは、

遅すぎるケースも出てきます。

身近な持ち物を整理することは、

職場内の整理につながる第一歩です。

常に整理整頓を心がけ、

仕事における切れ味を磨いていきましょう
私たち人間は、

日々、

他人との関係を保ちつつ

生活しています。

そのため時として、

他人の欠点や誤りなどが

目につくことがあります。

例えば、

身近な相手として夫婦の関係があります。

日頃から、

あまりにも近い存在であるために、

つい相手に対する要求が強くなり、

結果として互いの関係に亀裂が

生じる場合さえ出てきます。

しかし相手に対する要求がある場合、

相手も自分に対して何らかの要求を

持っていると考えるのが自然です。

悪いのは相手だけで、

自分は完璧であるというのは、

考えてみれば虫のいい話です。

元来、

人間は他人からの忠告を

素直に聞き入れたり、

悪いクセを矯正したりすることが

難しい生き物です。

しかし目の前にいる人の姿は、

自分の内面を表わす鏡です。

「人の振り見て我が振り直せ」とは、

非常に現実的な諺だといえます。

相手に欠点を感じた時こそ

「自己成長のチャンス」と捉え、

積極かつ謙虚に自らの生き方を振り返り、

素直な気持ちで、

自己改革に取り組んでみましょう。