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出張からだケア「楽体屋(らくだや)」

楽体屋(らくだや)は、【楽な体】 をつくるプロです。
あなたの 「楽に生きるための」 体づくり全般をサポートいたします。神奈川県平塚市。

今日のプチ解剖 で、感染症対策について書いている途中ですが、

感染症対策・1 から読んでみる。

新型コロナウイルスによる肺炎で志村けんさんが亡くなったことを受けて、、

 

「これでもお前は 『そんなに大騒ぎをするほどのことじゃない』 と言うのか」

 

というご意見も出そうなのでそれについて。

 

私の答えは、それでも大騒ぎをするほどのことではない、です。

これは決して 甘く見てもよい という意味ではなく、

(健康で、免疫機能が正常な人は特に)

過度に恐れるなかれ という意味で言っています。

 

志村けんさんが亡くなってしまったことはとても悔やまれますし、

私も、早くよくなってまたみんなを笑わせてほしい と願っている一人でした。

 

でも、それとこれとは別の話で、

そもそも肺炎は高齢者の死因では常に上位にありますし、

高齢者の感染症については細心の注意が必要で、

なにも新型コロナウイルスだけが特別なわけではありません。

 

だからこそ、正しい感染症対策・本気の感染症対策を

知ってもらおうと思って、こんなに長々と書き続けているわけです。

正しい知識があって正しい行動をとれば、

コロナだけでなく様々な病への感染を未然に防ぐことができます。

 

その点をご理解いただければ幸いです。

 

志村けんさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

今までたくさん笑わせてくださってありがとうございました。

 

 

 

感染症対策・8 の続きです。

感染症対策・1 から読む。)

 

■ ウイルスが好む状態って?

 

一般的に、インフルエンザなどのウイルスは、
気温が低く湿度も低い状態を好むと言われていますが、
これは本当でしょうか?
熱帯や亜熱帯の地域では、雨季にインフルエンザが流行します。
つまり、湿度が高くてもウイルスは生きていけるということです。
 
ウイルスが低湿度を好むというのはウソ?
 
いいえ、ウソではありません。
ただ、そこには 「湿度」 という言葉の解釈の違いが存在します。
 
というのも、厳密には 「湿度」 には、
「相対湿度」 と 「絶対湿度」 の  2つの意味があり、
日常会話や天気予報などで使われる湿度は、前者を指しますが、
ウイルスが好む湿度を表す言葉としては、後者が目安となっているからです。

 

■ 絶対湿度 と 相対湿度

 

相対湿度…ある気温で含むことができる最大の水分量に対して、
     どのくらい水分が含まれているかを示したもの
絶対湿度…気温に関係なく、空気中に含まれる水蒸気量を示したもの
 
化学的に正確な定義を式で書くと、こうなります↓。
 
相対湿度(%)=空気の水蒸気圧÷その気温での飽和水蒸気圧×100
絶対湿度(kg-水蒸気/kg-乾き空気)
  =18/29×{空気の水蒸気圧/(全圧—空気の水蒸気圧)}
 
絶対湿度 をわかりやすく定義し直すと、、
体積 1立方メートルの空気中に含まれる水蒸気量のことで(容積絶対湿度)、
単位は (g/㎥) となります。
 
温度が高いほど、飽和水蒸気圧は高くなります。
ですので、空気の水蒸気圧が同じなら、気温が高いほど相対湿度は低くなります。
 
これを踏まえた上で、、
 
■ ウイルス予防 VS 結露・カビ対策
 
ウイルスが低湿度(乾燥)を好むのは本当です。
だからといって無駄に湿度を上げてしまうと、今度は結露やカビに悩まされます。
 
では、適正な湿度とはどのくらいなのか。
 
「相対湿度を 40%以上 70%以下」 に保つことを求めています。
これは、湿度が高すぎる環境は結露やカビ、ダニなどの温床となり、
逆に低すぎるとインフルエンザ等のウイルス性感染症にかかりやすくなるためで、
ASHRAE(米国暖房冷凍空調学会) の推奨値でもあります。
 
また、1961年 J.G.Harper の研究により、
温度・湿度(相対湿度)とインフルエンザウイルスの生存率
の関係が明らかになりましたが、
その後 日本の庄司眞医師の研究で、
インフルエンザの流行には、絶対湿度が深く関わっていることがわかりました。
 
その研究によると、
インフルエンザウイルスは、絶対湿度 11g/㎥以下になると活動し始め、
7g/㎥以下になると感染が拡大しやすいということです。
 
一方で、結露やカビの発生という観点からみると、
窓の材質や断熱性能にもよりますが、冬場の窓の結露は、
絶対湿度が 11g/㎥(より正確には 10.7g/㎥)を超えると起こるようです。
 
以上のことから、
ウイルス対策もでき、結露・カビ対策もできる絶対湿度は 10g/㎥前後、
つまり、適正な相対湿度は、、(早見表参照ノコト)
 
室温が 18℃ のとき、60~65%
室温が 20℃ のとき、55~60%
室温が 22℃ のとき、50~55%
 
↑ この辺りかと。。
 
ここまでインフルエンザウイルスを例に話してきましたが、
ウイルスという意味ではその性質は同一ですので、
新型コロナについても、この数字を目安に加湿を行うのがベストだといえます。
 
 
 
 
 
参考:
 

 

感染症対策・10