毎日毎日ニュースは新型コロナウイルスの話題で持ちきりで、
世間はやれ 「マスクが足りない」
「トイレットペーパー (を初めとする紙類) が店頭にない」
などと大変な騒ぎになっていますが、、
私個人的には、正しい知識を持ってさえいれば、
そんなに大騒ぎをするほどのことではない と思っていて、
感染者数に対する死者数や重症化率という数字を見ても、
インフルエンザの方がよっぽど気をつけないといけないよね、と。。
で、コロナもインフルエンザも 感染症という意味では同じわけで、
今日はその感染症対策のお話。
(特に新型コロナウイルスのことを念頭に置いて書いてみます。)
■ そもそも感染症とはなにか
感染症とは、細菌やウイルスなどが体内に侵入し、
増殖して起こる発熱や腹痛、嘔吐、下痢などの症状や疾病を指します。
Wikipedia 「感染」 の項では、
感染(かんせん、英: infection)とは、生物の体内もしくは表面に、
より体積の小さい微生物等の病原体が寄生し、増殖するようになる事。
また、侵入等のその過程。 それによっておこる疾患を感染症という。
とあります。
冒頭の定義にある通り、
感染症には、細菌性のものとウイルス性のものがあります。
(コロナもインフルエンザもウイルス性の感染症です。)
ここでひとつの疑問が・・・
■ 細菌とウイルスの違いは?
この 2つ、ごっちゃになっている方も多いと思いますが、、
どちらも微生物として分類されますが、
ウイルスについては、生物としての性質を持ち合わせていないため、
むしろ 「物質」 ととらえる考え方もあります。
両者の具体的な違いは
細菌が
1.細胞を持つ
2.自ら栄養を摂取し、そこからエネルギーを作り出している
3.細胞分裂を繰り返すことによって生存し、増殖する
のに対して、
ウイルスは
1.細胞を持たない
2.自ら栄養を摂取したりエネルギーを作り出したりしない
3.自力で動くことができず、自力で増殖できない
ということです。
ここでまた疑問が生まれます。
■ 細胞を持たず自ら増殖できないウイルスは、どうやって増殖するのか?
答え:ウイルスは他の生物の細胞に入り込み、その細胞の機能を使って増殖します。
つまり、ウイルスは私たちの体内の細胞を乗っ取って、その力で自分のコピーを作るってこと。
これらのことを頭に入れた上で、
次回は具体的な感染症対策についてお話します。
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