☆せいかつ日記
昨日、カンボジアでの初床屋へ同僚と行ってきた。とても快適。カット2ドル、シャンプー1ドル。タイではいつも3ドルでカットしてもらっているが、レベルはカンボジアのが上かも。ただ、カットされ、シャンプー後に髪を乾かすことなく終わりになるのが、なんともカンボジアらしい。マッサージ(6ドル)というのもあり、まわりにいたオッサンたち(地元民)はカット、シャンプー、爪切り(1ドル)、マッサージなどのフルコースを楽しんでいるようだった。時間があれば、ああいうのもいいのかな。
ミッション終了まであと4日間。今日からもう一つ別のプロジェクトも入るので、時間を有効に使わねば。
☆ニュアンスな英語表現
relevance
という英単語は皆さん、どのように訳されますか?辞書を見ると、「妥当性」とか「適切さ」とか。でも、実際に仕事などで出てくるrelevanceにこの意味が当てはまらないときが多いので、ネイティブの同僚に説明を求め、いろいろとクリアになりました。
たとえば、relevance of educatin for economic development in Cambodia
と言えば、それは「カンボジア経済発展のための教育の妥当性」ってスッキリしませんよね。「カンボジア経済発展のための教育の適切さ」ってのも変。
でなく、こういう場合のrelevanceはimportanceと置き換えてしまうのがスッキリする解決法であることがわかりました。
importance of education for economic development in Cambodia
といえば、それは「カンボジア経済発展のための教育の重要性」ということでスキっとします。
語源をみても、ラテン語relevare(=to raise up)が英語に入りできた語。「取り上げる」→「重要性が高い」→「(問題などに)直接関連する」→「適切で要領を得ている」という流れで解説されているので、「重要性」と訳してしまっても間違いではないでしょう。
他にも重要性を表す語に、significanceもありますので、以下に比較してみました。
どう「重要」なのか、がポイント。対立軸は、2つ。1つは、そのものだけで重要な場合、そして何かとの関連において重要な場合。
そのものだけで重要
↑
importance
significance
relevance
↓
何かとの関連において重要
上記の比較はネイティブの感覚での位置づけなので、僕にも正直クリアではありません。大切なのは、relevanceにはimportanceという意味がある、ということを知ることです。
今日はこれまで。また壁にぶつかったら掘り下げてみます。
☆お勧め本
旅する力―深夜特急ノート
沢木耕太郎 ★★★半☆
元祖バックパッカーの教祖、沢木氏の旅エッセイ集。深夜特急の一人旅が実現した背景などが紐解かれ、ファンであれば必読の書。年末年始のベトナム旅行で読んだが、すぐに消化できずにその後2度ほど読み自分の中で落ちた感じ。「深夜特急」ファンであれば、★5ツ。一人旅好きであれば、★4ツ半。バックパッキングに興味ある人なら★4ツ。ただ、沢木にも旅に興味もない人にはあまりお勧めでないかも。そういう人でこの本に興味あるなら、深夜特急から読むべし。以下、落ちた点。
・旅とは何か。大槻文彦が「大言海」で記した定義
「家ヲ出デテ、遠キニ行キ、途中ニアルコト」
・ 旅をすることは何かを得ると同時に何かを失うことでもあると言ったことがある。しかし、齢を取ってからのたびは、大事なものを失わない代わりに決定的なものを得ることもないように思えるのだ。もちろん、30代には30代を適齢期とするたびがあり、50代には50代を適齢期とする旅があるはずだ。
・深夜特急旅行の感想―わかっていることは、わからないことだけ
・ 目的地に着くことよりも、そこに吹いている風を、流れている水を、降りそそいでいる光を、そして行き交う人をどう感受できたかということの方がはるかに大切なのです。
☆英単語エピソード記憶 41日目 P.82-83
現在、8000~12000語レベル形容詞をエピソード化中。
単語の選択は、10000語レベル スーパーボキャブラリービルディング
(ベレ出版)の形容詞編・動詞編の計927単語(P.33~P.168まで)より、1日1ページの中で僕の知らないものを抽出します。各意味のあとに、各単語と繋がる意味・言葉も記載します(同書より)。語源は、三省堂の英語語義語源辞典
から引用・要約します。目標終了期日8月31日(週5回ペース)。
tantalizing
語源:
フリギアの伝説上の王タンタロス(ギリシャ語 Tantalos)が神々の秘密を人間にもらしたため、飲もうとすればひいてしまう水につけられ、食べようとすれば遠のく図上の果実によって、渇きと上野バツを受けた故事より英語化
意味:
食欲・興味を掻き立てる(香り、味/smell, taste, flavor)
tantamount
語源:
ラテン語tantum(=as much as)から派生した古フランス語tant+amounter(to amount)からなる語がフランス語を経て英語化
意味:
~に等しい(悪事、失敗/terrorism, torture, failure)
telling
語源:
古英語tellan(=to reckon, to tell)より
意味:
有力な、手ごたえのある(意見、証拠、一撃/comment, evidence,example, blow)
tenuous
語源:
ラテン語tenuis(=thin)が英語化
意味:
浅い、浅はかな(関係、立場/relationship, position, connection)
terse
語源:
ラテン語tergere(=to polish)の過去分詞tersus(=clean; neat)が英語化
意味:
簡潔な(発言statement, reply, comment)
thorny
語源:
古英語thorn(いばら、とげ)より
意味:
やっかいな(問題/issue, problem, question)