モンゴルぶらぶら見聞録 -2ページ目

総集編 庶民の娯楽

思いかえす モンゴル国立バレエ


後にも先にも バレエがあんなにも 身近だった日々はない。

バルコニー席から 日本円で わずか300円程で観賞できた モンゴルバレエ は 

庶民が楽しむことのできる贅沢な娯楽である。


今週はオペラ 来週はバレエ 、そしてバレエ バレエ、オペラ という風に見まくった。


最近日本で バレエを見たが 日本バレエの質の高さにびっくり仰天して感動できたのは

今まで 何度も何度も モンゴルバレエを見てきたおかげだと感謝している。 


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勿論、モンゴルバレエの舞台でも能力の高い素晴らしい踊りは、お目にかかれるのだが

ぽっちゃり、もたもた、どすどすした踊り手さんが 必ず登場してくれるので

なんとなく ほのぼのとした愛着を感じながら 見たのがモンゴルバレエであった。


・・・日本でも もっと気軽にバレエが 楽しめる環境があれば良いのになぁ

総集編 靴を磨いてくれた人

思いかえす あの人


彼は いつも

ウランバートル中央郵便局前か ノミンデパート傍で店を開いていた。


初めて 磨いてもらった時は 500tg (当時、日本円なら50円くらい) を見せて 

これしかないけど これで良いか?  交渉成立・・・ということでやってもらった。


旅行先の様々な国で 靴を磨いてもらったことを思い返すと ・・・ 一番短時間で雑な気がしたが

仕事を終えて笑った顔が最高で、とても印象深く、会うたびに挨拶を交わすようになった。


二回目にお願いした時は、彼は私の顔を見ないまま、下を向いたままで仕事を終えて、

私が500tg渡そうとすると・・・・ きっと顔を上げて、5000tgだ!と強い語調で言ってのけた。  


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こちらは じっと彼の顔を見返して、友達の俺の顔を忘れたか? ・・・と云ったら

彼はあわてて おまえさんかー と云って 500tg 笑いながら受け取った。


そういえば

当時、同じ職場にいた 同僚のモンゴル人が 彼は不当請求をするから 嫌だと言ってたっけ・・・ 


その後何度も 酔っ払って 自分を見失っている彼を見かけたが、

素面の時は会うたびに挨拶を交わし続けた。 そして、たまに磨いてもらい

写真をプレゼントした。 ホントは笑顔が欲しかったが ・・・。


たったそれだけの関係だが 今、懐かしく この画像を見ている自分がいる。


きっと今も したたかに生きているに違いない。

総集編 モウコノウマ

思いかえす ホスタイ国立公園


その昔モンゴルには

ロシア人 プレジュバウスキーが確19世紀に確認したとされる野生馬が 

たくさんたくさん生息していました。


でも、

それが絶滅しかけて・・・こりゃいかんと、当時オランダの動物園で飼育されていた馬を

1992年に里帰りさせて、手厚い保護のもとで、再び野生馬の道を歩ませました。


彼らのモンゴル名は タヒ。

モンゴル以外では モウコノウマ と 云われたり プレジュバウスキー馬と呼ばれたりしています。


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彼らの面白いところは 

アズラガと呼ばれるバカでかいオス馬の テリトリー争いにおける 喧嘩のスタイル。


二頭が立ち上がり 前足を カーーーーーン カーーーーーン!


・・・そんな画像を収めたかったが 残念。


ちなみに、ホスタイ国立公園の他に、ホブド県のアルタイ村にも タヒはいます。

そちらの方が保護されている風ではなく、やたら逃げ回るので、

遠くからしか観察できず、野生を強く感じたものでした・・・。

総集編 バヤンウルギー県来訪

思いかえす モンゴル最西端バヤンウルギー県


4輪駆動フルゴンに乗り、バヤンウルギー県を疾走・・・

途中、田舎の子供たちをひろって、県庁所在地まで同行しました。


遊牧民の子供たちは街の学校へ通い、そしてその寄宿舎で生活します。

遊牧生活をする その場所から通学することは ほとんどありません。


そして、

バスなどの公共交通機関が定期的に運行されているわけでは ないので 

いつ来るかわからぬ 通りすがりの車を ヒッチハイクするのが 唯一の移動手段です。


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この子たちは カザク民族の子供たち 鼻筋がスーッとしていて 顔立ちが整っていますね。


ちなみに、一番左は ホブド大学日本語観光科に歌謡オゥールド部族の通称 ヒデオ ・・・

元気にしてるかな?  

  

総集編 いつの日か再びホブドへ・・・

ホブド県は 今なお強く心に残る 最も思い入れ深い地域。


雄大な3000-4000mの山々、アルタイ山脈が聳えます。

モンゴル国の少数民族、少数部族が多数共存する地域です。

彼らそれぞれの民族舞踊や音楽に個性があります。そして、ホーミーの故郷です。


私が ホブド県を離れたのは 昨年9月中旬頃、

遊牧民が ラクダを連れて お引っ越しをしてましたっけ・・・


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ボルガン川のビーバーを見ないでしまったなぁ・・・ 
  

 

総集編 山のてっぺんの神様

思いかえす ホブド県ウェンチ村の山神様。


車を降りて見上げると 切り立った山のてっぺんに でかそうな石積みモニュメント

ヒーヒー云いながら 上ること 30分 ・・・その全貌が明らかに・・・。


以前、何度も紹介したことがあるオボーは 簡単に作ることができそうですが・・・

美しい形状、一つ一つ選んだパーツといい、設計者がきっと居たのでしょう。


18-9世紀のものではないかと 地元の人は言っていましたが、定かではありません。


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いちばんてっぺんの 乳首の様なもの・・・


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標高は 2400m位だったように 記憶してます。

総集編 村から旅立つ

想いい返す 中国ウイグル地区国境沿いのホブド県ボルガン村


地方と地方、地方と都市部を結ぶ移動手段はコレ!

ホブドの県庁所在地ならおおよそ15時間、首都ウランバートルなら三日から四日、

事故やら故障やら、途中何があるかわからないので所要時間は目安であって、あてにしてはいけない。 

そして、なんとその間ドライバーは ほぼ寝ないで走り続ける。


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乗合車両は 人数が満たされないと 出発しない。

この画像は 出発まで あと何時間かかるんだろうか・・・


ちなみに乾燥しているのが 当り前のモンゴル、

ちょっとした雨が降っても こんな 水たまりがすぐできてしまう。

豚が嬉しそうに水浴びしてたっけ 


総集編 ウイグル・ビールをモンゴルで!

思いかえす あのビール


ウイグル自治区との国境が近いだけあって、

村々の主要集落にある商店では ナンジャンピーウ (おそらくそう読む・・・?) が販売されていた。

四合瓶ほどのものが 日本円なら 一本50円くらいだったかなー?


冷やさないで ラッパ飲みするのが 地元流ですが

冷やして コップで飲む方が 更においしかった。 


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地方のそのまた地方旅行で ビールが飲めるなんてことは まったく期待していなかったので

見つけた時は 本当に嬉しかった。


さて、今後また飲める機会なんて 果たして あるのだろうか?

総集編 モンゴル遊牧民はあっちにもこっちにもいた。 

思いかえす ホブド県アルタイ村山中


電気も無い 水道も無い ただただ山の中をひたすら車で走った私たち。 

あっちにいっても こっちにいっても

人が住んでいるとは 思えないような 場所に見えたのだが・・・


車を降りて 束の間の休息中に 

必ずと言っていいほど

どこからともなく 遊牧民が馬に乗ってやって来た。


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知恵と覚悟があるならば いっそ こんな一生を過ごしてみるのは 如何でしょ


・・・ うーーん まだ覚悟ができてない。

総集編 道路は無くとも

思いかえす ホブド県アルタイ村 山岳地帯


この辺の山々は 3000m弱くらいと、アルタイ山脈の中では低い方・・・

谷沿いを走る道路から 川の支流沿いに山の中へ入り

遊牧民のお世話を頂き、そこから また谷沿いを走り 山を登り 峠を何度も越えました。     


ドライバーと案内役の地元住民は あっちだ こっちだと 山を指差し、

時には バックをしたり、Uターンしながら 目的地を目指しました。 


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登って 降りて 

まるで ジェットコースターの様でもありました。


道なき道を走る 峠のフルゴンです。