総集編 爽快登山
思いかえすあのころ
2007年夏、
バータルハイルハーン山群の麓に着いた私たちを出迎えてくれた
ザフチン部族のアズバヤル・ファミリー。
3000mオーバーから 馬を連れ ラクダを連れて 下山して、待っていました。
荷物は まとめて 2匹のラクダに固定。 馬にまたがり 上を目指します。
切り立った狭い谷沿いの道を行くため 乗馬経験者だけが馬登山を許されました。
スリル満点の 歩いて約4時間のコース。
馬にとっては物足りないものだったに違いありません。
ゲルキャンプが近づいた緩斜面の高原地帯では 笑っているかのように嬉しそうに疾走してくれました。
そう、あんな爽快な登山は 生まれて初めての経験でした。
総集編 ゼレグ村目指して
思いかえす あのころ
ホブドアイマグセンターから 車フルゴンをチャーターして 一路ゼレグ村を目指した私たち。
すれ違うトラック。 ホブド県に隣接の中国ウイグル地区界隈から様々な物資を運んできます。
向こう側は4000m級の山群ジャルガラントハイルハーンの裾野で
右側が 平地の様になっていますが
かって この辺に住んでいたらしい 巨人 ジャーハンさんが
お昼寝中に オオカミに足をかじられた時に かゆくて寝返りを打って 足を ボン と 投げ出した。
その時にできた窪みなそうな
ちなみに この画像の手前の カメラマンの後ろの方には 彼が昼寝に使ったとされる
枕があるのです。
ホブド県のあちこちで 巨人伝説を確認する事ができたっけ・・・。
総集編 忘れられぬあの夏の日々
思いかえす 一年前の夏の旅
2007年の真夏、 ホブド県 ゼレグ村にある4000m級の高峰へ
ザフチン部族の家族を訪ねました。
ゼレグ村に住むザフチン部族の遊牧民は、家畜に良いとされる栄養たっぷりな草を求めて、
また、夏の避暑、麓に数多い蚊から逃れるために 家族、家畜をつれて
バータルハイルハン山群に移り住みます。
そんな彼らを訪ねて 自分達の郷土をとことん知ろうとするホブド大学の学生、
日本からの旅行者、モンゴル在住日本人たちが キャラバン隊を組んで 山に入りました。
とてもお世話になった 山で暮らすザフチン部族のアシュガーの かわいい長男。
こんな子供でも 手綱捌きは見事なもの 大人顔負けです。
なんと、私は 彼の所有する馬に乗って 麓から 3000m付近まで 一気に登山。
険しい道のりも あっという間の出来事。
山間を疾走する あの 気持ち良さは 未だ表現できませが・・・ 彼は自分の馬が心配だったらしく
着いた時にゲルから飛び出し まっさきに 私の前に!
良い馬だよ! と 褒めると はにかんだ様な笑みが 最高でした。
さて、忘れられぬ あの旅の日々を これから数日間紹介していきたいと思います・・・。
総集編 車の旅はこんな感じ・・・
思いかえす あのころ
地方の県庁所在地ホブドを訪ねた時は
そのまた地方の村や 名所や 遺跡を 訪ねるために よく車を現地調達していました。
車種は 決まってロシア製四輪駆動車の フルゴン という車で
故障が起きても シンプル構造が故に 修理が容易にできてしまうという 大きな利点を持っています。
そして、人数が多い時は ワゴンタイプ 少ない時は ジープタイプを 借りたのです。
参考までに、2006-08年頃のホブド地方におけるチャーター代ですが
一日当たりドライバー代金を含めて 20000-30000tg プラス ガソリン代で
その日の目的地を言うと ガソリンは ○●りッター入れてくれと ドライバーに云われました。
ちなみに
ドライバーになる人は
運転技術は勿論 道なき道の案内役、高い整備技術、冷静沈着、アルコール飲料飲酒禁止、人柄
あらゆる事に対してハイ・クオリティーが求められました。
下の画像は 故障した車の横で まずは一服する ホブド県地元ドライバーさん。
この余裕が何よりも大切です。
この日一日だけの 契約でしたが
いろいろあって 10-03時までの17時間も拘束する羽目に・・・
彼は 遅くなったことへの文句なんぞ何一つ云わず
前述の一日分のチャーター代を受け取り 「ありがとう・・・」 っと とてもさわやかに云ってくれました。
そして、この フルゴン。田舎を訪ねる私たちにとって、
舗装の無い、道なき道、そして部品無き地域を走るには 日本国産のランド○○●●ー よりも
はるかに信頼性が高く、愛しい車なのでした。