嫁と姑 | 北京・Ma Chine...

北京・Ma Chine...

旦那様はマイペースな中国人。

日本に連れ込まれた旦那様の奮闘や、
中国を好きになろうと切磋琢磨する
私の日常・・・

今朝も義ママは定刻どおりに起き

サッサッサ足あと、サッサッサ足あとと休む暇もなく

動いている・・・はずだ。


ありゃ、朝のアイドリングだな~~とベッドの中で

にんまりする鬼嫁な私にひひ


もう、一時たりとも休む事のできない義ママ。

不可能を可能にしてしまう義ママ。

例えば、洗濯に失敗して毛玉だらけになって

しまったセーター。

「あ~~こりゃだめだな~~」

と思っていると。

ジャ~~ン!!

毛玉取りを見つけ出してきてせっせと取り出す。

それでも取れない、するともんのすごい集中力と細かな作業で

あら、元通り。


例えば、例えば

娘がお昼寝中。

「私が見てるから」と義ママ。

本当にず~~っつ見ているのである。

これが私ならぐっすり眠っているからパソコンでも見ようとか

本でも読みながらなどと、不届きな事を考えるのだけれど

義ママは絶対にそんな事をしない。

見ると言ったら見るのだ。


これは一重に義ママの関連する「党」の教育による

賜物だと思う。


抜かりがない!


そしてまたもや例えば、

抜き足差し足も忍者並みにすごい手裏剣

私達は北京に滞在中は二階の一室に仮住まいするわけだけれど、

ちょっと小腹(実は大腹)がすいた私が

日本より持参したチョコレートなど

ポィッと口に入れようものなら

サ~~ッと義ママのトレードマーククリスタル眼鏡メガネ

残光が残っていたりする。

ほんと、すごいわ~~。

「ゲッ、もしかして見られた??ガーン


抜かりがない!


義ママを見ていると昔担任だった鬼教師を思い出だす。

とにかく厳しいし、何事にも抜かりがなかったあの先生。

義ママの青春時代の写真で軍服のようなものを

着て、義パパとうつっているものがある。

お金はないし、これからどうなるかわからないけれど

お国の為に頑張っている様子の二人。

その義ママはとっても希望キラキラに満ち溢れたような

顔をしている。


40年近くたった今でもそのやる気に衰えはない。



相手にとって不足なし!




そしてもう、対抗するのは止めました。

私は私。

日本で子育て頑張ってます、だから疲れてます。

ほんで北京では、朝は9時起き、食事は1回作ったっきり

これでいいんです。(自分で納得)


「あんの馬鹿嫁が~~、まあ~~だ起きてこない!」


とヒソヒソと話されていようが。


階下へ降りていけば


お互いにこやかに


「早上好!!ニコニコ」(おはよう)


「早上好!!ニコニコ」(おはよう)


「不是、早・・・不好意思・・・・」(早くないですね・・・ごめんなさい)


「没有問題!!睡眠好不好?」( 大丈夫大丈夫、よく眠れましたか?)


ふふふ・・・・相手にとって不足な~~し!


義ママは立派な党員であるわけだけれど、

思想が云々ではなく、その行動力と

粘り強さは下を巻くほど。

別に党員が偉いわけでもなんでもないけれど

見習わねばならない部分があるのは事実。


こんな嫁ですが、どうぞよろしくお願いします~~!