ストレスなし?の中国社会 | 北京・Ma Chine...

北京・Ma Chine...

旦那様はマイペースな中国人。

日本に連れ込まれた旦那様の奮闘や、
中国を好きになろうと切磋琢磨する
私の日常・・・

ある日の午前中、私たちは北京の実家近くのスーパーで買い物をしようと出かけた。

このスーパー、ただ無意味に広いのが特徴のスーパー。以前にも書いたけれど

北京のスーパーはとても面倒くさい。

ここは食料品売り場が3階にありそこまで行くのに長~~い動く歩道のようなような物に乗って

行かなければならない。

しかもこの動く歩道、なんだかツルツル滑ってヒールを履いていた私はちゃんと手すりに掴まって

いないと下に転げ落ちそうになる始末。なんなんだ~~!!!

その上、なぜかカートが一階にしか置いてなく3階まで動く歩道に乗せて行かなければならない。

カートは中国サイズ、日本ではホームセンターで見かけたぐらいの大きさの代物。


その時カートは主人が押していた。

動く歩道に乗っていると突然前にいた中年の男性が

ロケットプンプンNGメラメラ爆弾パンチ!パンチ!

まあ~~、大の大人がそこまで怒らなくても??というくらい怒っている。

どうやら主人が押していたカートが踵にあたってしまったらしい。


中国では本当、言ったもん勝ちというか・・・・よくこんな光景を眼にする。

タクシーなんてどんなに辛抱強く待っていても後から来た人に割り込まれるし、

それを巡って喧嘩が始まった事もある、露店ではいきなり取っ組み合いのけんかが始まる。


その時のスーパーの男性は母親らしき人と一緒だったが、年の功は50手前、身なりから察するに

普通よりは少しよい暮らしをしていそうな感じに見えた。

いつまでもいつまでも愚痴愚痴言い続ける。

主人は

「すみません、すみませんガーン」を連呼していた。

まあ、悪いのはこちらだもんね~~。

その後、食料品売り場で件の男性に遭遇するとまだ、愚痴愚痴言っていた。

一緒のおばあちゃんまでまだ非難がましい眼でこちらを見ている。

しつこ~~い!!


日本だとそこまで怒るかな??


「本当しつこいね、あのおじさん、いい年こいて!」

「ま・・・ね、中国はこんな人多いよ。」


なんか疲れるな~~、と感じるはまさにこんな時。

ダラダラ歩いてると引ったくりなどに合いそうだし、間違って足なんて踏もうもんなら

「ごめんなさい」じゃすまされなさそう。


それから数日後

義母と主人は近所の銀行に出かけていた。

かなり時間が経っても戻らない。

「いや~~、もう大変だったよ」と主人。

なんでも銀行の待合室に犬連れのお客がいてその小型犬が相当うるさかったらしい。

そこで義母が一言

「銀行に犬なんか連れてくるんじゃね~~~!!!」と暴言を吐いたそうな。

そこで一悶着。

温厚な?主人が間に入ってなんとか大乱闘を避けたらしい。

おっそろし~~!


北京ではもう随分と前から小型犬ブーム。主人実家のマンションの庭も

小型犬を連れて散歩している人はどこか誇らしげな感じ。一応住んでる人しか入れない場所なので

犬も楽しそうに走り回る。

マンション敷地内ならいいけれど、一歩外に出ても鎖なしの犬連れが多い。

当然、犬同士、はたまた飼い主同士で何やら言い争いも・・・・

最近は小型犬じゃなく大型犬も見かける、犬好きの私としては嬉しい限りだけれど。


何事もストレート、はっきりと言う国民性なのか??

ストレスなさそうだけれど、順応性が人一倍ある私はあそこに住んだらとんでも

ない事になりそうだとちょっと心配な今日この頃です。