誰でもきっと憧れの土地とか行ってみたい場所なんてものをもっているのでは
ないでしょうか?
私の場合はやっぱりヨーロッパ方面、いつの日かパリで生活をしてみたいと
30過ぎて子どもも二人になろうという今現在でもそんな事を考えたりします。
よく私は主人に
「海外旅行に行くならどこに行きたい?ビザとか関係なく」
と質問しますがいつも答えは同じ
「別にどこにも行きたくないな、北京がいい」
そう、主人の好きな場所は生まれ育った北京以外の何処でもないのです。
もちろん私も日本の事が嫌いなわけではありませんが、なぜか憧れてしまうヨーロッパ。
でも主人にとっては中国が一番、北京最高!!!となるらしいのです。
「え~~、北京?なんでよ!!もっと夢をもとうよ!」
「北京いいじゃん、みんな人間らしくて、私は中国が一番好きだよ」
「う~~ん、そりゃそうだけどさ・・・・・」
年々ひどくなる交通渋滞、運転マナーの悪さ、天気の悪さ、無意味にも思えるビルの乱立、そこを行き交う人々の貧富の差の拡大、賄賂、コネ、張ったりや出まかせ。
全て主人にとってはこれぞまさに人間らしさ!と繋がるらしいのです。
我慢する事やマナーや礼儀に押しつぶされそうな日本でも主人はマイペースに
人間らしさ??を発揮しています。
こんなに便利で清潔で住みやすい日本も主人にとってはただの日本。
よく、海外に住むとそこの人間の真似をして頑張る人がいますが主人にいたっては
そんなのナンセンス、
「私は中国人です」といつでも胸を張っている。
愛国心とかそんな難しいものでは決してなく、心から悪いところもいいところも含めて
中国が好き!そんな風に育てた彼の両親もまた素晴らしいな、とふと思ってしまいました。
まだまだそんな中国・北京のよさが私には理解できないし、もしかしたら一生できないかも
しれないけれど、そんな主人の心意気だけは娘にも受け継がれるとよいなと
思います。